楽天カードは、2枚目のカードを発行して1人で2枚持つことができます。
楽天カードを2枚持てば、用途や支払い方法などによって2枚のカードを使い分けることができ、別々の口座から利用代金を引き落とし設定をすることもできるので、家計管理にも役立ちます。
ここでは、2枚目の楽天カードを発行するしくみやメリット、手順などについて詳しく説明します。
楽天カードは2枚目を発行できる
楽天カードは、2枚目を発行して1人で2枚持つことができます。各種デザインカードを含む楽天カードの一般カードに加え、楽天PINKカードや上位カードなどでも、組み合わせの制限はありますが、2枚目の楽天カードを発行できます。
カードの組み合わせは基本的に自由
楽天カードを2枚持ちする場合の組み合わせは、基本的に自由です。すでに持っている楽天カードとは別の種類、国際ブランドのカードを2枚目として追加できます。
楽天カードはデザインカードも含め、多くの種類が発行されています。また、国際ブランドはカードの種類により若干異なるものの、基本的には以下4つから選択可能です。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
2枚目の楽天カードは、現在持っている楽天カードと異なる種類、国際ブランドを選ぶことができます。
楽天カードの2枚目を持てる組み合わせ を、以下の表にまとめました。
1枚目のカード | 2枚目のカード | |||
楽天カード | 楽天PINKカード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | |
楽天カード | ○ | ○ | ○ | ○ |
楽天PINKカード | ○ | × | ○ | ○ |
楽天ゴールドカード | ○ | ○ | × | × |
楽天プレミアムカード | ○ | ○ | × | × |
2枚持ちできない組み合わせは、以下のようになります。
- 楽天PINKカードの2枚持ち
- 年会費がかかる楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードの2枚持ち
2枚目の発行で1,000ポイントもらえる
2枚目の楽天カードに申し込み利用すれば、もれなく楽天ポイント1,000ポイントがもらえるキャンペーンが常時開催されています。
楽天ポイント1,000ポイントをもらうには、2枚目の楽天カードに申し込んで作成し、届いた2枚目の楽天カードを申し込んだ翌月末までに1回以上利用すれば条件クリアです。
条件達成すれば、2枚目のカード申し込みから3か月後の末日頃に1,000ポイントが付与されます。なお、2枚目のカード作成・利用でもらえる1,000ポイントは期間限定ポイントです。
期間限定ポイントとは 、特定のキャンペーンなどで進呈される楽天ポイントのことです。ポイント有効期限が15日間や月末までなど、通常の楽天ポイントよりも短く設定されています。
また、期間限定ポイントは提携サービスへのポイント交換ができないなど、使いみちにも制限があります。
1,000ポイントもらうための条件の1つである「2枚目のカードを1回以上利用」について、以下の利用は対象外です。
- 1枚目の楽天カードの利用分
- 楽天市場や楽天ペイなどでのポイント利用分
- キャッシング利用分やATM手数料
- 明細書発行費用
- カード年会費(ETCカード年会費など)および、楽天PINKカードの月額サービス料
- Edy発行手数料
- キャンセルされた利用分
また、1,000ポイントが付与される前月末時点で2枚の楽天カードを保有している必要があります。1,000ポイント付与される前月末に2枚両方または1枚の楽天カードを解約しているなど、楽天カードを2枚持ちしていない状態だと、1,000ポイントはもらえません。
なお、時期によっては1,000ポイント以上のポイントがもらえるキャンペーンが開催されていることもあります。2枚目を検討する場合はこまめに公式サイトをチェックしてみましょう。
楽天カードの種類をおさらい
2022年11月現在、発行されている楽天カードは、以下の種類があります。
- 楽天カード(一般カード)
- 楽天PINKカード
- 楽天ゴールドカード
- 楽天プレミアムカード
- アルペングループ楽天カード
- 楽天銀行カード
- 楽天ANAマイレージクラブカード
- 楽天カード アカデミー
上記のうち、楽天銀行カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天カード アカデミーを除く楽天カードで2枚目の追加申し込みが可能です。
また楽天カードは豊富なデザインカードが発行されています。通常の楽天カードだけでなく、デザインカードであっても2枚目を発行可能です。
楽天プレミアムカードとビジネスカードは2枚持ち できる
楽天プレミアムカードを持っていれば、楽天ビジネスカードとの2枚持ちができます。
楽天ビジネスカードとは、利用代金の支払いを個人口座だけでなく法人口座からも設定できるクレジットカードです。楽天ビジネスカードで経費を決済することにより振込手数料を削減できる上、経費の一元管理も可能です。
また通常の楽天カードと同様に100円の決済につき楽天ポイント1ポイントが貯まります。また楽天市場での決済に使うと「楽天ビジネスカード特典分」としてポイントが+2倍に。これにより楽天市場での大きな経費節減が期待できます。
楽天ビジネスカードを取得するには、楽天プレミアムカードとの2枚持ちが条件です。楽天ビジネスカード単体で申し込むことはできません。楽天プレミアムカードは年会費11,000円(税込)、楽天ビジネスカードは年会費2,200円(税込)となっています。
すでに楽天カード(一般カード)や楽天PINKカード、楽天ゴールドカードを持っていたとしても、2枚目のカードとして楽天ビジネスカードを取得することは不可能です。
楽天プレミアムカード所有者以外でビジネスカード(法人カード)を持ちたい方は、編集部が執筆したおすすめ法人カードの記事もご確認ください。
アルペングループ 楽天カードも2枚持ち可能
スポーツ用品のアルペングループとの提携カードである、アルペングループ 楽天カードも、ほかの楽天カードとの2枚持ちが可能です。
アルペングループ 楽天カードは、楽天ポイントとアルペンポイントの両方が貯まるクレジットカード。基本的にはカード利用代金100円につき楽天ポイント1ポイントが貯まります。
また、アルペングループの店舗や公式オンラインストアで利用すると、楽天ポイントに加えて100円のカード利用につき最大5%のアルペンポイントが貯まります。
付与されるアルペンポイントは、4月から翌年3月までのアルペングループ店舗や公式オンラインストアでの買い物代金により、以下のとおり変動します。
- 2万円未満…2%(現金払いの場合だと1%)
- 2万円以上5万円未満…2%
- 5万円以上15万円未満…3%
- 15万円以上…5%
なお、アルペン楽天市場店では、アルペンポイントは貯まりません。
さらに、アルペングループ楽天カードでの支払いや提示で以下のような特典が受けられます。
- ゴルフグリップ購入時、グリップ交換加工費無料
- ゴルフスラックスやデニム、アウトドアパンツご購入時、裾上げ加工費無料
- テニス・バドミントンのストリング購入時、加工費50%OFF
- 野球グラブ・スパイクの加工パーツ購入時、加工費50%OFF
- スノーボード・スキーのチューンナップ費用20%OFF
ゴルフコースやスキー場といった関連施設での特典も受けられます。
2枚目として発行するのにおすすめの楽天カード
楽天カードは、基本的に自由な組み合わせで2枚持ちができます。ただ、種類が多いので「どのカードを2枚目として持てばよいのか?」悩むかもしれません。
そこでここからは、2枚目として発行するのにおすすめの楽天カードを紹介します。
楽天PINKカード は可愛いデザインで女性向き
出典:楽天ピンクカード
年会費 | 無料 | 申し込み資格 | 18歳以上 学生可 |
---|---|---|---|
ポイント還元率 | 1.00%~3.00% | 電子マネー スマホ決済 |
楽天Edy Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
ポイント使用例 | 楽天ポイント ANA・JALマイル (楽天ポイント) |
付帯保険 | 海外旅行保険 |
国際ブランド | 追加カード | 家族カード:年会費無料 ETCカード:年会費550円 |
新規ご入会・ご利用で5,000楽天ポイントがもらえる
・新規ご入会、カード利用期限までに1円以上、1回以上対象カードの利用が条件です。
カード利用期限:カードお申し込み日の翌月末迄
自動でリボ払いで最大5,000楽天ポイントがもらえる
・楽天カードお申し込み時に「自動でリボ払い」サービスに登録し、対象カードを30,000円以上の利用が条件です。
公式サイトはこちら
おすすめポイント
- 4つのかわいい券面デザインから選べる
- 女性にとってお得なカスタマイズ特典
- どこで使ってもポイント還元率1%
- 楽天サービスでのポイントアップが充実
- 旅行の優待サービスが付帯
楽天PINKカードは、女性向けの楽天カードです。ピンク基調の4つの券面デザインから、好きなものを選択できます。
どこで使ってもポイント還元率1%、楽天サービスだとさらに還元率がアップするという楽天カードの特典はそのまま利用可能です。
さらに楽天PINKカード限定の以下3つのカスタマイズ特典 を利用できます。
- 楽天グループ優待サービス
- ライフスタイル応援サービス『RAKUTEN PINKY LIFE』
- 女性のための保険『楽天PINKサポート』
カスタマイズ特典その1:楽天グループ優待サービス
楽天グループ優待サービスは、月額サービス料330円(税込)を支払うことにより複数の楽天グループサービスで割引クーポンや楽天ポイントのプレゼントといった優待が受けられます。
楽天グループ優待サービスの具体的な対象グループ・サービスは以下のとおりです。
- 楽天市場の買い物が500円OFF
- 楽天トラベルの国内宿泊予約で1,000円OFF
- 楽天ブックスで本・CD・DVD・ゲームが100円OFF
- 楽天koboで電子書籍が10%OFF
- 楽天TVの対象作品が20%OFF
- 楽天GORAのゴルフ場予約が1,000円OFF
- 楽天24でクリスタルガイザー500ml×48本が50円OFF
カスタマイズ特典その2:ライフスタイル応援サービス
月額サービス料330円(税込)で、対象の飲食店や映画チケット、習い事、介護・育児サービスなど11万以上の割引・優待特典が利用できます。たとえば、以下のような割引・優待特典があります。
- ヒューマックスシネマ…1,900円から1,300円に割引
- 日産レンタカー…一般料金より12〜50%OFF
- NOVA…レッスン料金20%OFF
- ピザハット…2,500円以上の注文で500円OFF
- カラオケ・コート・ダジュール…室料(通常)20%OFF
- ビッグエコー…室料5〜30%OFF
- Re.Ra.Ku(リラク)…ボディケア60分以上10%OFF
カスタマイズ特典その3:女性のための保険
楽天PINKカード限定の特別なプランの女性特定疾病保険に、お手頃な価格で加入できます。乳がんや子宮筋腫といった女性特有の疾病で入院・手術・放射線治療のためにかかった費用が補償されます。
保険料は10代なら月額40円、55歳〜59歳でも月額570円という水準で、毎月楽天PINKカードから引き落とされます。
このように、楽天PINKカードは通常の楽天カードに有料のカスタマイズ特典が追加されたカードです。なお、特典は月額サービス料を支払えば、複数利用することもできます。
楽天ゴールドカード は国内空港ラウンジサービスが付帯
出典:楽天ゴールドカード
年会費 | 2,200円 | 申し込み資格 | 20歳以上 |
---|---|---|---|
ポイント還元率 | 1.00%~3.00% | 電子マネー スマホ決済 |
楽天Edy Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
ポイント使用例 | ANAマイル JALマイル (楽天ポイント) |
付帯保険 | 海外旅行保険 |
国際ブランド | 追加カード | 家族カード:年会費550円 ETCカード:年会費無料 |
楽天ポイント2,000ポイントプレゼント
・新規のお申し込みで楽天ゴールドカードが発行された方が対象です。
開催期間:常時開催
楽天ポイント3,000ポイントプレゼント
・新規ご入会、楽天ゴールドカードご利用で3,000ポイントの期間限定楽天ポイントプレゼント。
開催期間:常時開催
おすすめポイント
- 年会費2,200円(税込)のゴールドカード
- 国内空港ラウンジが年2回無料
- ETCカードが年会費無料
- 無料で利用できるトラベルデスク
- 利用可能額は最高200万円
楽天ゴールドカードは、年会費2,200円(税込)というリーズナブルなゴールドカードです。ETCカードは年会費無料で発行できます。
気軽に持つことができる一方で、ゴールドカードらしい特典・サービスがきちんと付帯しています。たとえば、国内主要空港の空港ラウンジを年間2回まで無料で利用可能です。
また、海外旅行中の病気やケガによる治療費などを補償してくれる海外旅行傷害保険が最高2,000万円付帯しているので、海外旅行も安心です。ニューヨーク・ホノルル・パリ・ミラノ・上海など世界44拠点の現地トラベルデスクでは、パスポート・カードの紛失や盗難、病気、ケガの案内や現地情報の紹介、レストラン・オプショナルツアーの予約などに対応しています。
基本のポイント還元率は一般カードの楽天カードと同様ですが、楽天ゴールドカードならではの点として、誕生日を含む1か月間の楽天市場や楽天ブックスでの買い物は、バースデープレゼントとしてポイント+1倍が進呈されます。
楽天ゴールドカードをさらに詳しく知りたい方は、楽天ゴールドカードがおすすめの人とはや利用するメリット、他の楽天カードとの違いをご覧ください。
楽天プレミアムカードは豪華特典が使える高ステータスカード
出典:楽天プレミアムカード
年会費 | 11,000円 | 申し込み資格 | 20歳以上 |
---|---|---|---|
ポイント還元率 | 1.00%~5.00% | 電子マネー スマホ決済 |
楽天Edy Apple Pay Google Pay 楽天ペイ |
ポイント使用例 | ANAマイル JALマイル (楽天ポイント) |
付帯保険 | 海外旅行保険 国内旅行保険 動産総合保険 |
国際ブランド | 追加カード | 家族カード:年会費550円 ETCカード:年会費無料 |
楽天ポイント2,000ポイントプレゼント
・新規のお申し込みで楽天プレミアムカードが発行された方が対象です。
開催期間:常時開催
楽天ポイント3,000ポイントプレゼント
・新規ご入会、楽天プレミアムカードご利用で3,000ポイントの期間限定楽天ポイントプレゼント。
開催期間:常時開催
おすすめポイント
- 海外空港ラウンジサービスが利用可能
- 国内空港ラウンジを無料利用
- 世界44拠点のトラベルデスクを無料で利用可能
- 最高5,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯
- 楽天市場での買い物でポイント+2倍
- 選べる3つの優待サービス
楽天プレミアムカードは、年会費11,000円(税込)でたくさんの豪華特典が使える高ステータスカードです。
旅行の際の利便性が高く、世界148か国600以上の都市・地域に設置された1,300以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービス「プライオリティ・パス」が無料で付帯します。
プライオリティ・パスのラウンジはドリンクサービスやインターネットサービスなどが利用できる会員制ラウンジ。楽天プレミアムカードで利用できるプライオリティ・パスは、もっともランクが高いプレステージ会員と同等のサービスです。
国内旅行についても、国内主要空港に設置された空港ラウンジ を、楽天プレミアムカードと当日の搭乗が確認できる航空券などがあれば無料で利用できます。
また、以下3つの保険が自動的に付帯しているので、旅行中の病気・ケガやカードで購入した商品の被害が補償されるのもメリットです。
- 最高5,000万円の海外旅行傷害保険
- 最高5,000万円の国内旅行傷害保険
- 最高300万円の動産総合保険
旅行に関するサービスが充実しているだけでなく、日常の買い物でもお得さがあります。まず、楽天市場での買い物で貯まる楽天ポイントがつねに+2倍となります。さらに、選べるサービス「楽天市場コース」やお誕生月のポイント+1倍と併用すれば最大還元率は7%にのぼります。
もし旅行に行く機会が少なかったとしても、楽天市場での買い物が多い方なら楽天プレミアムカードで年会費11,000円(税込)以上の楽天ポイントを貯めることが可能です。
楽天カードで2枚目を持つメリット6つ
楽天カードを2枚持ちするメリットは、主に6つあります。その6つのメリットについて、ここから詳しく説明します。
複数の国際ブランド を利用できる
楽天カードは、1枚目と2枚目とで別の国際ブランドを選ぶことができます。楽天カードで選択できる国際ブランドは、カードの種類により若干異なるものの主に以下の4つです。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
国際ブランドは、それぞれに特徴があります。
Visaは日本だけでなく、世界中で普及している国際ブランドです。国内での普段の買い物だけでなく、海外旅行や出張先の多くの場面で支払いに対応しています。
Mastercardも、Visaと並んで世界中で加盟店が多い国際ブランドになります。日本国内では、Visaが使えるお店・サイトならMastercardも利用できることがほとんどです。
このことから、VisaとMastercardは多くの方におすすめできる国際ブランドだと言えます。
なお、ヨーロッパなど、地域によってはVisaよりもMastercardの方が利用できる場所が多い場合があります。そのため、世界のさまざまな地域へ旅行・出張する機会があるならば、VisaとMastercardの両方を持っておくと安心です。
また、Mastercardは日本国内の「Costco(コストコ)」で使える唯一の国際ブランドです。Costcoを利用する機会が多い方なら、Costco専用としてMastercardブランドを持つのも1つの選択肢です。
JCBは日本発の国際ブランドになります。そのため、国内ではVisaやMastercardとならんで加盟店が多く、普段遣いの決済で便利に活用できます。
JCBは、ハワイなど日本人が多く訪れる地域で加盟店が多いのも特徴です。日本人に人気の旅行先であるハワイやアジア地域、バリ島などには、JCBの日本語対応窓口「JCBプラザ」が設置されており、加盟店の予約や観光案内、緊急時のサポートに対応してもらえるなどのメリットがあります。
また、カード券面にディズニーデザインを選ぶことができたり、東京ディズニー・リゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンでの貸切イベントへの招待が受けられるなど、ほかの国際ブランドにはないメリットがあります。
一方で、海外での支払いとなるとVisaやMastercardとくらべて利用できないお店が多いのがデメリットです。そのため、海外への旅行や出張では、JCBが使えないときのためにVisaやMastercardのカードを用意しておくことをおすすめします。
American Expressは、国内・海外のレストランやショッピングで割引などの優待が受けられる「アメリカン・エキスプレス・コネクト」や「LIVE THE WORLD」といった付帯サービスが充実しているのが大きな特徴です。
ただ、決済面では国内だと多くのお店・サイトで利用できるものの、海外での決済に弱いというデメリットがあります。また、American Expressだけは海外ATMでのキャッシングに対応していない点にも注意が必要です。
海外ATMとは海外の観光地や都市部に設置されているATMのことです。日本のキャッシュカードの多くは利用できないものの、クレジットカードのキャッシング機能を使って現地通貨を引き出すことができます。
キャッシングなので引き出した代金を返済するまでの日数に応じて利息を支払う必要があります。しかし、海外キャッシングの利息は現金の両替などよりも少ないコストで済むことがほとんどです。
そのため、クレジットカードを使った海外キャッシングは海外での有効な現金調達手段です。しかし、国際ブランドAmerican Expressだとこの海外キャッシングが利用できないため、American Expressを選ぶ場合は海外での支払いと海外キャッシングのためにVisaやMastercardといった国際ブランドを併せ持つことをおすすめします。
このように、国策ブランドはそれぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあり、楽天カードはそれら4つの国際ブランドを組み合わせて2枚目のカードを選択可能です。これにより、1枚目の国際ブランドのデメリットを2枚目のカードでカバーすることができます。
目的や用途に応じて使い分けができる
楽天カードを2枚持つと、1枚目と2枚目でそれぞれ利用明細が発行され、利用代金の引き落とし口座を別々に設定することもできます。
そのため、2枚の楽天カードを1枚目とは異なる目的や用途に応じて使い分けることにより、家計を管理・整理しやすくなります。
2枚の楽天カードを使い分ける具体的な方法として、以下のようなものがあります。
- 生活費と旅行・レジャーなど趣味の支出
- お店・サイトでの支払いと電気代やガス代、電話代などの固定費の自動支払い
- 自分自身の支出と仕事の立替払い
- 一括払いと自動リボ払い
2枚の楽天カードを使い分けることにより、それぞれの支払金額を利用明細で確認・把握しやすくなります。
また、電気代やガス代、電話代、水道代、さらにはサブスク料金のような毎月継続しての支払いを1枚のカードにまとめておくと、普段持ち歩いている楽天カードが紛失や不正利用でカード番号が変わったとしても、わざわざカード番号変更の手続きをする手間が省けます。
なお、2枚の楽天カードは支払い口座も別々に設定できます。支出の目的や用途ごとに口座を分けているという方の家計管理にも便利です。
好きなデザインのカードを選べる
楽天カードは、同じカードでも通常デザインとお買いものパンダデザインなど、異なるデザインが発行されています。
そこで、1枚目と2枚目の楽天カードをそれぞれ別のデザインを選べるのがメリットです。2枚のカードのデザインがちがえば、目的や用途によってカードを使い分けるときにひと目でカードを見分けられます。
また、違うデザインのカードを場面や好みで使い分けて楽しむこともできます。
「デザイン性の高いカードを持ちたい」という方は、楽天カード以外にもデザイン重視のクレジットカードが複数枚あります。
詳しくはデザイン重視で選ぶおしゃれでかっこいいクレジットカードをご覧ください。
切り替えをせずに高ランクのカードを追加できる
現在楽天カードや楽天PINKカードなど一般カードを持っている方が楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードといった高ランクのカードに切り替えると、カード番号などのカード情報が変更となります。
この場合、楽天市場での登録カードや固定費・サブスク料金といった毎月の支払いカード情報をすべて変更する必要があります。もしもこのカード情報の変更手続きを行わずにいると、切り替える前のカードは無効となり支払いができなくなります。
しかし、切り替えではなく2枚目のカードとして楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを取得すれば、もともと持っているカードは引き続き利用できます。
そのため、固定費などのカード情報変更手続きを行わなくても、一切不都合がありません。それでいて、新たに手に入れた楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードの特典はすぐに利用することができます。
このように、高ランクのカードを2枚目として追加すれば、切り替えの手間がかからないというメリットがあります。
楽天ポイントは同じ口座に貯まる
ここまで説明した2枚目の楽天カードを持つことによるメリットの多くは、楽天カードと他社カードの2枚を持つことでも得られます。
しかし、楽天カードは2枚持っていても楽天ポイントが貯まる口座は1つです。そのため、2枚の楽天カードを別々の利用明細や支払い口座で使いながら、利用代金に応じた楽天ポイントはまとめて貯めることができます。
楽天ポイントの口座は1つなので、ポイントを管理する手間は一切増えません。
お得に活用できる楽天ポイントのさまざまな貯め方を知りたい方は、楽天ポイントの貯め方まとめをご覧ください。
付帯特典や保険の補償が充実する
楽天カードの中には、付帯特典や保険の補償が充実しているものがあります。
たとえば、楽天PINKカードは女性のための保険『楽天PINKサポート』をはじめとするカスタマイズ特典の中から好きなものを選んで利用できます。
楽天ゴールドカードは、年間2回無料で利用できる国内空港ラウンジサービスや最高2,000万円の海外旅行傷害保険、トラベルデスクなどのサービスが付帯します。
楽天プレミアムカードは、国内空港ラウンジだけでなく世界中の会員制空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスや海外・国内旅行傷害保険など、旅行サービスが充実しています。さらに、楽天市場での買い物でのポイントアップなど、旅行だけでなく楽天市場でもお得な特典が満載です。
すでに持っている楽天カードに加えて、2枚目としてこれらのカードを持つことにより、利用できる付帯特典や補償がより充実するというメリットがあります。
付帯特典や補償を充実させたいなら、楽天カード以外のステータスが高いクレジットカードを利用するのも手です。
ステータスが高いクレジットカードを知りたい方は、ゴールドカードのおすすめ人気ランキング17選をご覧ください。
楽天カードで2枚目を持つときの注意点3つ
2枚目の楽天カードを持つときの注意点が3つあります。ここからその注意点について説明します。
利用限度額は増えない
楽天カードに限ったことではありませんが、クレジットカードには利用限度額があります。
利用限度額とは、カードで買い物をできる上限金額のことです。利用限度額は職業や収入などによってカード会社が決定し、利用限度額以上のカード利用はできません。
2枚目の楽天カードを持ったからといって利用限度額は増えません。楽天カードの利用限度額は、カード1枚ずつではなく2枚のカードで合計して適用されます。
つまり、2枚目の楽天カードが発行されても、利用限度額は楽天カードを1枚持っていたときと同じままです。
そのため、今持っている楽天カードの利用限度額に不満があり、2枚目のカードを持つことよって利用限度額を増やしたいと考えているなら、2枚目の楽天カードを持つことでは解決しません。
2枚目を作れないカードがある
基本的には、ほとんどの楽天カードで2枚目のカードを作ることができます。ただ、以下3種類の楽天カードについては、2枚目が作れません。
- 楽天銀行カード
- 楽天ANAマイレージクラブカード
- 楽天カード アカデミー
2枚目の楽天カードを作れるのは、上記3種類以外の楽天カードです。
また、すでに楽天PINKカードを持っている方は2枚目のカードとして楽天PINKカードを持つことはできません。
同じように現在楽天ゴールドカードや楽天プレミアムカードを持っている方は、2枚目のカードとして楽天ゴールドカードと楽天プレミアムカードを作れない仕組みになっています。
家族名義にはできない
2枚目の楽天カードは、1枚目と同じカード会員本人の名義となります。ご家族など、カード会員以外の方の名義で2枚目のカードを作ることはできません。
もし家族名義のカードを作りたいと考えているなら、2枚目の楽天カードではなく現在持っているカードの家族カードに申し込みましょう。
なお、2枚目の楽天カードと家族カードのちがいについては、この後の見出しで詳しく説明しています。
クレジットカード全般における家族カードについて詳しく知りたい方は、家族カードのメリット・デメリットや作り方をご覧ください。
2枚目の楽天カードを発行する手順
2枚目の楽天カードを発行する具体的に手順について、ここから説明します。
一般的なクレジットカードの作り方も再度確認しておきたい方は、クレジットカードの申し込みから受け取りまでの流れをご覧ください。
1.楽天e-NAVIにログイン
楽天カード会員専用サイト「楽天e-NAVI」にログインします。楽天e-NAVIは楽天カードの利用明細の確認・印刷や支払い方法の変更、支払口座の変更などができるサイトです。
2枚目の楽天カードの申込みも、この楽天e-NAVIから行います。
2.「お申込み(カード/サービス)」を選択
楽天e-NAVIのメニューから「お申込み(カード/サービス)」をクリックまたはタップし、「カードのお申し込み」の中から「カードの追加」を選択します。
2枚目として発行できる楽天カードの一覧が表示されます。
3.2枚目に発行したい楽天カードの種類などを選択
2枚目に作りたい楽天カードの種類を選択肢、国際ブランドやカードデザイン、暗証番号、Edy機能付帯について選択します。
なお、選んだ国際ブランドによって選択できるデザインが変わります。デザインカードの多くは特定の国際ブランドでないと選択できないので、よく確認して選択しましょう。
また、カード決済時に入力する4ケタの暗証番号は、1枚目のカードとは別に設定する必要があります。
4.申込内容を確認して完了
国際ブランドやデザインなどに間違いがないことを確認すれば、申込みは完了です。後日、2枚目の楽天カードが自宅に郵送されます。
2枚目のカード情報を追加登録
2枚目の楽天カードは、楽天e-NAVIや楽天カードアプリに登録されていない状態です。2枚目のカードの利用明細確認や支払い口座の変更を行えるよう、カード情報を登録しましょう。
楽天e-NAVIの「カードの追加登録」または楽天カードアプリの「アプリへのカードの追加登録」から2枚目のカード情報を入力すれば、登録完了です。
楽天カードの2枚目と家族カードはどう違う?
楽天カードの2枚目とよく似ているのが、家族カードの発行です。
どちらも2枚目のカードという点は共通しています。ただ、カード名義人や選択できる国際ブランドやデザイン、引き落とし口座の設定など多くの部分が異なります。
ここから、楽天カードの2枚目と家族カードの違いについて説明します。
カードの名義人
楽天カードの2枚目と家族カードは、カードの名義人が異なります。楽天カードの2枚目は、名義人は1枚目と同じカード会員本人です。
そして家族カードは、家族がカード名義人となります。
つまり、楽天カードの2枚目はカード会員本人が使い分けるためのもので、家族カードはカード会員の家族の方が使うためのものということです。
国際ブランドとデザイン
楽天カードの2枚目と家族カードは、選択できる国際ブランドとデザインが異なります。楽天カードの2枚目は、ここまで説明したように1枚目とは別の国際ブランドとデザインが選択可能です。
一方で家族カードの国際ブランドとデザインは、自動的に本カードと同じものになります。家族カードの国際ブランドとデザインを選択することができません。
利用明細と引き落とし口座
楽天カードの2枚目と家族カードは、利用明細と引き落とし口座も異なります。
楽天カードの2枚目は、1枚目のカードとは別に利用明細が作成されます。そのため、目的や用途に応じて2枚のカードを使い分けると、カードごとに明細を確認できます。
また、利用代金の引き落とし口座を1枚目とは別に設定することができます。もちろん1枚目と2枚目を同じ口座から支払うことも可能です。この場合、口座の出金明細には同じ日に楽天カードから2件の引き落としが表示されることになります。
家族カードの利用明細は、本カードと一本化されます。利用明細で本カードと家族カード、どちらによる支払いかは表示されますが、本カードのみや家族カードのみといった利用明細は用意されていません。
利用代金の引き落とし口座も、本カードと一本化されて支払うことになります。引き落とし口座は本カードと同じで、家族カードの利用代金のみ別の口座を設定することはできません。
また、家族カードの場合は、銀行口座に表示される利用代金の引き落とし金額は本カードとの合計金額1件のみです。
楽天カードの2枚目についてよくある質問と回答
楽天カードの2枚目を作るときによくある質問を、回答とともにまとめました。
Q.2枚目のカードでも新規入会キャンペーンの対象 になる?
2枚目のカードを作るときは、新規入会キャンペーンの対象にはなりません。新規入会キャンペーンの対象となるのは、初めて楽天カードを作るときだけです。
ただし、2枚目の楽天カードを作って利用すると、もれなくポイントがもらえるキャンペーンが開催されています。このキャンペーンは常時開催されていますが、途中で変更・中止される可能性があります。
たとえば、2022年11月14日10:00~2022年11月28日10:00の期間限定で、2枚目の楽天カードを受け取り、申し込んだ翌月末までに2枚目のカードを1回以上利用すると、2,000ポイントの期間限定ポイントが進呈されるキャンペーンが実施されています。
進呈されるポイントや条件は時期によって変更があるため、楽天カードの2枚目の申込を検討しているのであれば、お得なキャンペーンが開催されているタイミングを狙って申し込むことを強くおすすめします。
Q.2枚目としてビジネスカードは作れる?
楽天プレミアムカード会員であれば、2枚目のカードとしてビジネスカードを作れます。そもそも、楽天ビジネスカードは単体で申し込むことはできません。
また、楽天ビジネスカードを持つためには、楽天プレミアムカードを持っている必要があります。ですから、楽天ビジネスカードを作りたい場合は、まずは楽天プレミアムカードを作りましょう。
Q.2枚目についても審査を受ける必要がある?
2枚目の楽天カードは、審査がほぼありません。1枚目を作るときの審査で問題なく発行されているからです。
2枚目の楽天カードも利用限度額は設定されますが、利用限度額は2枚をまとめて高い方が適用されます。
たとえば、1枚目の楽天カードが利用限度額100万円、2枚目に作った楽天カードが利用限度額50万円だとします。この場合、2枚の楽天カードを合計して100万円が利用限度額となります。
2枚の利用限度額を合計して150万円が利用限度額となるわけではないことに注意しましょう。
また、もし興味があればクレジットカードの審査についての記事もご確認ください。
Q.2枚目のカードも楽天Edyは使える?
2枚目のカードも楽天Edyは使えます。2枚目のカードを作るとき、楽天Edyの機能を搭載するかどうかを選択することができます。
ただ、通常の楽天カードと楽天PINKカードにEdy機能を搭載する場合、発行手数料として330円(税込)が必要です。
2枚目の楽天カード発行について不明点があれば、オペレーターへの問い合わせがおすすめです。
問い合わせをしたい方は、楽天カードのオペレーターと話したいときの問い合わせ先電話番号をご確認ください。
2枚の楽天カードで楽天ポイントがますます貯まる
ここまで、楽天カードの2枚目を作るメリットや方法について、詳しく説明しました。
2枚目の楽天カードを作ることにより、目的や用途で支払うカードを区別したり、カードごとのさまさまざまな付帯サービス・補償を使い分けたりできます。
利用明細や支払い口座は別々に管理できるにも関わらず、1つのポイント口座にまとめて楽天ポイントが貯まるのが大きなメリットです。
2枚の楽天カードを使い分ければ、これまで以上に楽天ポイントを貯めることができます。また、キャンペーンにより2枚目の楽天カードを作成および利用するたけでポイントをもらうこともできます。
このキャンペーンは常時開催ですが、予告なく変更・中止される可能性があることが公式サイトでアナウンスされています。
そのため、2枚目を申し込もうとしているならば、キャンペーンの内容変更・中止がある前に、早めに2枚目の楽天カードに申し込むことをおすすめします。
楽天カード以外で2枚目のクレジットカードを発行したい方は、クレジットカードおすすめ人気ランキング36選をご覧ください。
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