上手にお金を貯める方法は?低収入でも実践できる方法を解説

日本は先進国の中でも年収が増えていないことが盛んに報道されています。収入が伸び悩み、思うように貯金できていないことに焦りを感じる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、具体的なお金を貯める方法やコツ、アプリを紹介します。収入が少ない方でも実践できる方法もたくさんあるので、自分にできることから始めてみてください。

おすすめのお金を貯める方法7選

お金を貯める方法のうち、比較的誰でも始めやすい人気の方法を紹介します。初めのうちはなかなか大きく貯めることは難しいですが、少しずつ着実に貯めていける方法です。

フリマアプリで物を売る

手っ取り早くお金を作る方法の1つは、家にある不要品をフリマアプリで売ることです。フリマアプリは非常に多種多様な物が取引されていて、「こんなものが?」と思われるようなものも値段が付くことがあります。

フリマアプリで有名なサービスは下記のとおりです。

フリマアプリで有名なサービス
  • ラクマ
  • メルカリ
  • PayPayフリマ
  • ヤフオク!

それぞれのアプリは、手数料、ユーザー層、売れやすいものなどに違いがあります。必要に応じて複数のアプリを使い分けるのもよいでしょう。

どのアプリも、ダウンロードとユーザー登録は無料です。

なおフリマアプリで売るための基本的なコツとして以下があります。

フリマアプリで売るための基本的なコツ
  • 売れやすい価格にする(ユーザーが受け入れやすい価格)
  • 給料日やボーナス日前後に出品する
  • 写真を綺麗に取る
  • 説明文章を丁寧に書く

フリマアプリでは、すでに売れた商品の価格、写真、説明文章を見ることもできます。売るための参考にするのもよいでしょう。

節約をする

お金を増やす方法は、以下の3つに集約することができます。

お金を増やす方法
  • 収入を増やす
  • 支出を減らす用で増やす

このうちもっとも実践しやすいのは支出を減らすことで、日ごろから節約することで達成できます。なかでも最初に始めるべきなのは固定費の削減です。

固定費とは毎月必ず発生する費用のことで、携帯電話代、電気代、保険料などがあります。固定費削減に一度取り組めば、毎月継続的に支出を削減できる効果が見込めます。

後ほど、多くの方が実践しやすい節約術を多数紹介するので、そちらもご参照ください。

ポイ活をする

ポイ活という言葉を目にする機会も多くなりました。ポイ活とはポイントを積極的に獲得したり、貯めたポイントを上手に使ったりすることです。

ポイ活の具体的な方法は下記のとおりです。

ポイ活の具体的な方法
  • ポイ活アプリを利用する
  • クレジットカードやスマホ決済を活用する
  • ポイントカードを利用する
  • ポイントサイトを活用する

上手にポイ活をすることで、支出を減らすことにつながります。ポイ活は節約と同じく、売るものや資金がなくても始められます。

ポイ活についても後ほど詳しく解説しますので、そちらもご覧ください。

ネット副業をする

収入を増やすために副業を始める方も増えてきました。一部の企業では、従業員の副業を認める動きも出てきています。

副業にもさまざまなものがありますが、社会的にニーズがあり気軽に始められるネット副業がおすすめです。

ネット副業でできる仕事として、代表例は下記のとおりです。

ネット副業でできる仕事の例
  • データ入力
  • 文字起こし
  • ライティング・編集
  • 翻訳・通訳
  • Webサイト制作
  • イラスト・デザイン
  • 動画編集
  • プログラミング
  • アフィリエイト

上記のいずれも、稼げるようになるには一定の時間がかかります。本格的に稼ぐなら、新たにスキルを身につけるつもりで取り組むのがよいでしょう。

初心者の方が仕事を受注するには、クラウドソーシングサイトを活用するのがおすすめです。初心者向けの案件は報酬も低いですが、実績作りに向いています。

クラウドソーシングで有名なのはクラウドワークス、ランサーズ、ココナラなどです。

転職して収入を増やす

何年働いていても給料が上がらない、会社の業績が思わしくないといった場合、思い切って転職をするのも1つの手です。

会社員が稼ぎを増やすには、昇進や昇格、残業する、資格手当をもらうといった方法しかありません。

しかし昇進や昇格は確実性がなく、働き方改革の影響で残業に厳しい職場も増えています。資格手当の制度自体が存在しない職場もあります。

20代~30代前半までの若い方なら、転職して収入を上げることも可能です。転職が初めての方なら、転職エージェントを活用しましょう。

転職エージェントは無料で利用でき、企業との調整をキャリアアドバイザーが行ってくれる、非公開の求人情報が集まる、履歴書や職務経歴書の作成指導をしてくれるなどのメリットがあります。

借金や住宅ローンの借り換え

カードローンや住宅ローンなどの返済負担が重く、結果としてお金が貯まらない方もいるでしょう。その場合は、別の金融機関で借り換えをすることで金利が減り、お金が貯まりやすくなることもあります。

特に住宅ローンを契約してからそのままで、一度も見直していない方は、ローンを組んだ当時より低金利のプランが存在する可能性が高いでしょう。

借り換えには審査を受ける必要がありますが、借り換えができると大きな節約効果が生まれるので、各社の住宅ローンについて一度調べてみることをおすすめします。

過去に一度も借り換えをしたことのない方は、編集部が執筆したカードローン借り換えの記事もご確認ください。

住宅ローンは現在、固定金利プランよりも変動金利プランのほうが金利は低い傾向 で、借り換えをすると1ポイント以上金利が低くなることもあります。ただし変動金利は将来金利が上がる可能性もあるので、自身の判断で選びましょう。

株式投資や投資信託でお金を運用する

お金を増やす方法の代表的な方法は、株式、投資信託、債券などに投資をしてお金を運用することです。日本人はこれまであまり投資をしてこなかったと言われていますが、NISAやiDeCoなど投資を後押しする金融制度も増えてきています。

投資はお金が減るリスクもありますが、その分増える可能性もあります。リスクが大きいほどリターンも高く、リスクとリターンは表裏一体の存在とも言えます。

代表的な金融商品をリスク・リターンの高い順番に並べると下記のとおりです。

代表的な金融商品
  1. 株式
  2. 投資信託
  3. 債券
  4. 預貯金

これから投資をする方の場合、一番始めやすいのは投資信託でしょう。日経平均株価や米国のS&P500などの指数に連動する「インデックス型」の投資信託は、コストが低いため長期の資産形成に適しています。

インデックス型の投資信託は、つみたてNISAやiDeCoでも取り扱われているので、利益を非課税にしながら運用することも可能です。

投資信託に慣れてきたら、個別銘柄の株式投資を始めるのもよいでしょう。

この他に暗号資産(仮想通貨)やFX(外国為替証拠金取引)もありますが、これらは株式以上にリスクが高いため、投資の初心者の方にはおすすめできません。

お金を上手に貯めるコツ

お金を貯めるにはコツがあります。以下の4つはできる限り実践することをおすすめします。

目標とする貯金額と期限を決める

まず何のためにお金を貯めるのか、いつまでに貯める必要があるのかを明確にしましょう。目的がない貯金はなかなかモチベーションが上がらず、途中でやめてしまう可能性が高いです。

たとえば近い将来マンションを買いたいのでお金を貯めたいという希望があるなら、以下のように具体的な数字に落とし込んでいきます。

上手に貯めるコツ(例)
  • 資金用途:マンション購入の頭金
  • 必要な金額:300万円
  • 期限:5年後までに

上記の例で現在の貯金が50万円の場合、5年間で250万円を貯める必要があります。毎年50万円を貯める必要があり、毎月に換算すると約42,000円となります。

ただ単に「お金を貯めたい」ではなく、いくら貯める必要があるかを計算することで、実践するモチベーションに繋がります。

先取り貯蓄をする

お金を貯められない人にありがちなのが、余ったお金を貯めようとすることです。しかしこの考え方だと結局お金があるだけ使ってしまいがちになるため、なかなか貯まりません。

そこで重要なのが先取り貯蓄で、給料が入ったらすぐに一定のお金を貯金に回してしまうことです。

先取り貯蓄をいくら貯める必要があるかは、年代やライフスタイルなどによって異なりますが、10%が1つの目安です。給料が25万円なら、25,000円を貯めることになります。

手取りの10%を貯蓄に回し、残った90%で毎月のやりくりをするようにしましょう。給料が上がったり節約が上手にできるようになったりしたら、15%、20%に増やしていきます。

先取り貯蓄をするのに便利な金融サービスとして、財形貯蓄と自動積立預金があります。

財形貯蓄は給与から一定額を差し引いて貯蓄していく制度で、福利厚生の一環として導入している会社の従業員が利用できます。会社を通じて、提携する金融機関へ給与の一部を積み立てていきます。

勤務している会社に財形貯蓄制度がない場合は、金融機関の自動積立預金を利用しましょう。毎月設定した金額を、自動で積み立てていくサービスで、ほとんどの金融機関は無料でサービスを提供しています。

自動積立預金を利用する場合、積立日は給料日の当日か翌日に設定しましょう。給料が入ったらすぐに貯めるのがおすすめです。

家計収支を把握する

お金が貯まる人は、家計収支を把握しています。毎月何にいくら使うのか、おおまかにでも把握しているので使いすぎるリスクが低くなります。

家計収支を把握する方法として代表的なのは家計簿をつけることです。現在は家計簿アプリもあるので、ノートにいちいち記入する必要はありません。

家計簿アプリは銀行口座やクレジットカードなどの情報を登録することで、お金の出入りを可視化できます。それぞれの支出を分類する機能もあり、食費、日用品などにいくら使っているのか分かるのもメリットです。

家計の「見える化」ができると、どの支出が問題なのかが分かります。漠然と節約しようと思うよりも、効率的かつ効果的な節約につながります。

目的別に口座を分ける

1つの口座だけを使っていると、ついついお金を引き出してしまうことが多くなりがちです。

また生活用の口座は給料が入ってきたりクレジットカードの代金が引き落とされたりで変動が激しく、せっかく貯金をしていてもいくら貯まっているのか分かりづらいのもデメリットです。

目的別に金融機関の口座を複数持っておくと、目標まであといくらなのかが判断できるため、貯金のモチベーションを高められます。

たとえば家電を買い替えるため、旅行に行くためなど、まとまった出費が必要な目的のための貯金口座を別に持っておくことが考えられます。

家族や友人などに貯金を応援してもらう

貯金は1人でコツコツやるものとイメージする方も多いかもしれません。しかし他の人に応援してもらうことで継続しやすくなることもあります。

たとえば来年は海外旅行に行くから、そのために貯金しておこうと友達と約束をするなどもよい方法です。1人だけでなく友達と頑張ることで貯金のモチベーションが上がり、成功しやすくなります。

固定費を減らしてお金を貯める方法4選

節約でもっとも効率的な方法は、固定費を減らすことです。毎月必ず発生する出費を一度減らせば、その後長期的に節約効果をもたらします。

節約に挑戦したい方は、以下のような固定費削減から手を付けるのがおすすめです。

格安SIMへ乗り換える

格安SIMや格安スマホとは、格安料金で通信プランを提供するサービスのことです。具体的には以下のようなサービスです。

格安SIM・格安スマホ
  • UQモバイル
  • Y!mobile
  • ahamo
  • 楽天モバイル
  • LINEMO
  • IIJmio
  • mineo(マイネオ)
  • OCNモバイルONE

格安SIMはNTTドコモなどの大手キャリアより料金が非常に安く、乗り換えれば通信費の削減に役立ちます。どの程度安くなるかは個人差がありますが、半額以下になることも珍しくありません。

格安SIMが安い理由は、大手キャリアの保有する回線や設備を借り受けているからです。基地局の維持、メンテナンス、新たな技術開発などの費用がかかりません。

また実店舗のない格安SIMも多く、ネットの販売がメインであるため、人件費や店舗の賃料なども扶養です。コストを削減した分、利用者に安い料金でサービスが提供できるということです

通信料金が飛躍的に安くなる一方で、店舗のサポートがない、キャリアメールやキャリア独自機能が使えないなどの注意点もあります。メリットとデメリットの両方を事前に知ったうえで選んでください。

保険を見直す

人生で高い買い物は、1番目が持ち家、2番目が保険であると言われています。若い頃に契約した保険をそのまま続けているという方も多いのではないでしょうか。

契約した頃とは自身や家族などの状況は変化していることも多いものです。保険は定期的に見直し、本当に必要と考える補償だけに絞るのがおすすめです。

たとえば生命保険に関して、子どもが小さいうちは死亡時の補償金が高いと安心です。しかし成人したり大学を卒業したりした後は子ども自身が稼げるので、それほど多額の死亡補償は必要ないでしょう。

また医療保険に関して、日本では「高額医療費制度」があり、1カ月で支払う医療費が上限を超えた場合、超過分を支給してもらえます。

この制度があるため、入院や手術などをしても医療費を安く抑えることができるケースが数多くあります。よって、あまりに高額な医療保険は必要性が薄いとも考えられます。

不要なサブスクを解約する

音楽や映像配信、飲食店、洋服レンタルなど、近年ではさまざまなサブスクサービスが誕生しています。手頃な月額料金で利用できるのが魅力である一方、使わなくても料金が発生するのが注意点です。

まずはクレジットカードの明細書などを確認し、自分が毎月どのサブスクサービスにいくら支払っているのかチェックしましょう。毎月の利用回数を把握すれば、サブスクを有効活用できているか判断できます。

あまり利用していないサブスクは思い切って解約してしまいましょう。必要になれば再度加入すればよいだけです。

家賃の安い物件へ引っ越す

多くの方にとって、もっとも負担の大きい固定費は家賃ではないでしょうか。今よりも家賃の安い部屋へ引っ越せば、毎月の支出を確実に減らすことができます。

家賃の安い物件には一般的に以下のような特徴があります。

家賃の安い物件のよくある特徴
  • 最寄り駅から遠い
  • 低層階
  • 築年数が古い
  • 日当たりが悪い
  • セキュリティ設備はあまりない
  • ユニットバス
  • 原状回復が不十分
  • 間取りが変わっている

これに対して駅近く、南向き、高層階、バストイレ別、オートロック付きなどの部屋は家賃が高くなる傾向です。自分ならどの条件を受け入れられるかを考えてみましょう。

たとえば会社でリモート勤務が認められていて、出社も週1~2日で住むのであれば、駅から多少遠くても大きな問題はないでしょう。また洗濯した衣類を乾燥機で乾かす方なら、ベランダの日当たりがあまり良くなくても構わないかもしれません。

なお家賃が周辺相場に比べて非常に安い物件のなかには、事故物件もあります。抵抗のある方は事前に確認するとよいでしょう。

日常の支出を減らしてお金を貯める方法6選

日常的な食費や交際費などを減らす方法を6つ紹介します。

水筒を持参する

「ラテマネー」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?1杯のラテのような少額な出費のことを意味します。

1つ1つは少額でも、まとまると実は多額の出費になるのがラテマネーの注意点です。たとえば出社した日は飲み物を2本、合計400円買っている場合、毎月21日出社すると8,400円、1年で10万円以上かかる計算になります。

飲み物代を節約したい場合におすすめなのは、水筒にお茶などを詰めて持っていくことです。お茶のパックは1回分で数十円のため、自動販売機やコンビニで飲み物を買うより非常に安くなります。

自分で作るのが面倒なら、スーパーやドラッグストアで安く売っている大容量のペットボトル商品を買い、自宅で水筒に詰める方法もあります。この方法だとスポーツドリンクなど、自宅で作るのが難しい飲み物も割安で持っていけます。

なおラテマネーとは飲み物に限った話しではなく、少額の出費ならどれにも当てはまります。たとえばコンビニでスイーツなどを買っている場合、週1回までにするなど、頻度や金額を減らす節約をしましょう。

クーポンを活用する

商品やサービスを買うときにクーポンを使うと、割引になったりポイント還元が多くなったりする特典を受けられます。上手に活用すると、食費や日用品費などを抑えることができ、生活費の節約につながります。

クーポンアプリの例は以下のとおりです。

クーポンアプリの例

■ニュース

  • スマートニュース
  • グノシー

■商業施設

  • 三井ショッピングパーク
  • イオンモール
  • ダイエー
  • SEIYU

■ドラッグストア

  • サンドラッグ
  • マツモトキヨシ
  • ウエルシアグループ

■飲食

  • マクドナルド
  • KFC(ケンタッキー・フライドチキン)
  • モスバーガー
  • 吉野家
  • 松屋
  • 丸亀製麺
  • ホットペッパーグルメ
  • ぐるなび

普段からよく利用しているお店やサービスの公式アプリをチェックしてみましょう。

ただしクーポンは利用者を来店させることを目的にしているため、注意して使わないとかえって出費が多くなってしまいます。

クーポンで安くなっているからといってすぐに飛びつかず、本当に必要なものか、実際に使うのかを判断しましょう。

コンビニへ行く頻度を減らす

コンビニへ行く頻度を減らすことも、大きな節約効果が生まれます。

コンビニの商品は基本的に定価であり、スーパーやドラッグストアなどに比べて割高です。どちらにも置いてある商品の値段を、一度比較してみてください。

現在は食品ロスなどの問題で賞味期限の近い商品は多少の割引がされるようになりましたが、スーパーなら半額になることも多いのに比べると、割引率は高くありません。

また、コンビニは購買意欲を高めるため、売り場にさまざまな仕掛けを施しています。新商品も数多く陳列してあるため、思わず手に取ってしまう方も多いのではないでしょうか。

総じてコンビニは商品の価格が高く、ついで買いや衝動買いをしてしまうリスクもあるため、利用頻度を減らすことをおすすめします。

近所にコンビニしかないのでどうしても利用せざるを得ない方は、PB商品を選びましょう。NB商品よりも安い値段で販売されています。

図書館を利用する

新品の本は購入すると1,000円以上かかるため、数冊買うだけでまとまった出費になってしまいます。読んだらすぐフリマアプリに出品すればある程度の値段で売れますが、出品が手間だと感じる方も多いでしょう。

本関連の出費を減らすのに一番効果的なのは、近所の図書館を利用することです。借りたい本を無料で借りることができ、返すまでは2週間程度なので、それほど分厚い本でなければ比較的ゆっくりしたペースで読めます。

購入するほどではないけれど、試しに少し読んでみたいときにも図書館はおすすめです。つまらなければすぐ返却してしまえばよく、費用もかかりません。

また自治体によってはCDやDVDなども無料でレンタルできることもあります。本に比べると数は限られますが、視聴したい作品が見つかったら積極的に利用してみましょう。

スーパーなどへ行く前に買い物リストを作る

買い物へ行くとつい余計なものをたくさん買ってしまう方は、出かける前に買い物リストを作ることが有効です。あらかじめ何を買うのか決めておくことで、必要な出費と余計な出費が判別しやすくなります。

買い物リストを作るためには、必然的に冷蔵庫や食品棚などを確認することになります。商品の過不足が確認でき、まだ在庫が十分あるのに買ってしまうミスを防止できます。

お店に着いたらひととおり店内を回るのではなく、買い物リストに記載されているものがある売り場だけ回りましょう。レジに行く前にはいったん買い物かごの中を見て、余計なものが入っていないかを確認することも大切です。

外食を控えて自炊を増やす

食費を減らすスタンダードな方法は、やはり外食をなるべく減らすことです。外食は人件費やテナント料などさまざまな費用が上乗せされているため、どうしても自炊に比べると高くつきます。

料理があまり得意でない方は、まずご飯を炊くことから始めるのがおすすめです。炊飯器さえあれば簡単にご飯を炊けるので、惣菜は外で買ってくるようにすれば、すべて外食で賄うよりも安く済みます。

残りのご飯を冷凍保存しておいて、休みの日に野菜炒めなど簡単な料理を作ってみましょう。
レンジで解凍したご飯とインスタントの味噌汁を合わせれば、それなりの食事が手間なくできます。

慣れてきたらおかずを2品作る、味噌汁も作るなど、徐々に自炊の範囲を広げていきます。自炊を趣味にできるぐらい楽しめば、節約もはかどります。

ただし外食が楽しみという方も多いでしょう。いきなり外食をゼロにしてしまうと大きなストレスとなり、反動で浪費をしてしまう恐れがあります。

そこで家計に無理のない範囲で利用するルールを決めましょう。たとえば毎週土曜の夜は、家族1人あたり1,500円まで外食をしてもよいといった具合です。

会社の飲み会に参加する回数を減らす

会社員の場合、上司や同僚から飲み会に誘われる機会もあります。1回参加すると、3,000円~5,000円ほどかかり、2次会や3次会まで参加すると1万円前後の出費になります。

毎回参加していては出費がかさむ一方なので、節約をするためには飲み会は適度に断りましょう。すべて断る必要はありませんが、少なくとも2回に1回、3回に2回程度は断るのがよいでしょう。

ポイ活でお金を貯める方法4選

ポイ活で上手にポイントを集めることも節約につながります。ただしポイント集めが目的ではなく、食費や日用品費を節約するのが目的なので、上手にポイントを使うことも忘れないようにしましょう。

ポイ活アプリを利用する

ポイ活アプリとは、さまざまな方法でポイントを貯められるアプリです。ポイ活アプリとして代表的なのは、ハピタス、モッピーなどです。

ちょっと時間が空いたときに気軽にできるアプリで、以下のような方法でポイントが貯まります。

ポイ活アプリでポイントを貯める方法
  • 広告をクリック
  • ゲームをする
  • 広告を利用してショッピング
  • クイズやアンケート回答
  • レシートの撮影と送信
  • ウォーキング(歩数に応じて)
  • 証券口座や銀行口座の開設
  • クレジットカードの発行

無料でできるものと有料のものがありますが、まずは無料のものから始めてみましょう。証券口座や銀行口座の開設などは、無料かつポイント獲得数が多いことから人気です。

ネット通販はポイントサイトを経由して購入することで、ショップ、ポイントサイト、クレジットカードのポイント3重取りもできます。

クレジットカードを活用する

ポイ活アプリと並んで欠かせないのが、クレジットカードです。購入するとポイントが付与され、ポイントを食費や日用品費などに充てることで節約につながります。

節約に役立つクレジットカードやスマホ決済をいくつか紹介します。

節約に役立つクレジットカードの一例
  • 楽天カード
  • AmazonMastercard(アマゾンマスターカード)
  • JCBCARDW
  • dカード
  • PayPayカード
  • OricoCardTHEPOINT
  • リクルートカード

上記はいずれも年会費無料で、基本のポイント還元率が1%以上のクレジットカードです。

各クレジットカードとスマホ決済について、ここから詳しく解説します。

ポイント高還元率のクレジットカードを作りたい方は、編集部が執筆したクレジットカードおすすめランキングの記事もご確認ください。

楽天カード

楽天カード

出典:楽天カード

年会費 無料 申し込み資格 18歳以上
ポイント還元率 1.00%~3.00% 電子マネー
スマホ決済
楽天Edy
Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ
ポイント使用例 ANAマイル
JALマイル

(楽天ポイント)
付帯保険 海外旅行保険
国際ブランド 追加カード 家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費550円
開催中のキャンペーン
新規入会&ご利用MAX5,000ポイントの楽天ポイントプレゼント
・新規ご入会で通常ポイントを2,000ポイント、カードご利用で期間限定ポイント3,000ポイントプレゼント。
 開催期間:常時開催
家族カードにご入会で1,000ポイントの楽天ポイントプレゼント
・家族カードにご入会を行い、届いた家族カードを家族カード発行日の翌月末までに1回以上ご利用するとプレゼント。
 開催期間:常時開催

公式サイトはこちら

楽天カード
おすすめポイント
  • 楽天市場での利用でポイントが+2倍
  • 0と5の付く日はポイント+2倍
  • 貯まったポイントが使いやすい

楽天カードは年会費無料でポイント還元率の高いクレジットカードとして知られています。楽天市場で使うことで、楽天ポイントが+2倍もらえる特典があり、ショッピングでポイ活をするのに役立ちます。

また毎月0と5の付く日はポイントが+2倍になります。 さらに楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのイベントで使うとさらにお得です。

楽天ポイントは使いやすさに優れているのもメリットです。楽天カードの引き落とし代金に充当したり、楽天ペイや楽天ポイントクラブアプリでポイント払いをしたりすることができます。

ネットでもリアル店舗でもポイントが消費しやすいため、貯めたポイントを節約に活用しやすくなっています。

ただし楽天カードに関しては公共料金に注意が必要で、ポイント還元率が0.2%に落ちてしまいます。 電気やガスなどは別のクレジットカードで支払うか、口座振替にして割引適用を受けることをおすすめします。

AmazonMastercard(アマゾンマスターカード)


出典:Amazon Mastercard

年会費 無料 申し込み資格 18歳以上
ポイント還元率 1.00%~1.50% 電子マネー
スマホ決済
iD
楽天Edy
Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ
ポイント使用例 Amazonでの買物支払い
(Amazonポイント)
付帯保険 海外旅行保険
ショッピング保険
国際ブランド 追加カード 家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費無料
開催中のキャンペーン
新規入会で2,000ポイントもらえる!

公式サイトはこちら

AmazonMastercard
おすすめポイント
  • Amazonでの利用で1.5%還元
  • プライム会員なら2.0%還元
  • 対象コンビニで1.5%還元
  • Mastercardコンタクトレス決済に対応

普段からAmazonで買い物をすることが多い方なら、AmazonMastercardがおすすめです。Amazonで1.5%のポイント還元が受けられ、貯まったAmazonポイントはAmazonでの買い物に使えます。

なおPrime会員なら、AmazonPrimeMastercardに入会でき、Amazonでのポイント還元率が2.0%にアップします。

対象のコンビニ(全国のセブン‐イレブン、ファミリーマート、ローソン)では200円につき1.5%還元されるので、日常使いにもおすすめです。

Mastercardコンタクトレス決済に対応しているのも特徴で、店頭の読み取り機にカードをタッチするだけで、スピーディーに支払いが完了します。暗所番号の入力やサインは必要ありません。

Mastercardの加盟店すべてで利用できるわけではありませんが、利用可能なお店は次第に増えています。近所で使えるお店があるか、一度チェックしてみてください。

Amazonを頻繁に利用する方は、編集部が執筆したAmazonクレジットカードの記事もご確認ください。

JCBCARDW

JCB CARD W
出典:JCB CARD W

発行会社 株式会社ジェーシービー
年会費 無料 申し込み資格 18歳~39
ポイント還元率 1.00%~10.50%
※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合
電子マネー
スマホ決済
QUICPay
Apple Pay
Google Pay
ポイント使用例 JCBギフトカード
スターバックスカード

(Oki Dokiポイント)
付帯保険 海外旅行保険(利用付帯)
ショッピング保険(海外)
国際ブランド 追加カード 家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費無料
開催中のキャンペーン
新規にご入会でAmazon.co.jpご利用分最大12,000円キャッシュバック
新規入会&MyJCBアプリへログインのうえAmazon.co.jpで利用すると、Amazon.co.jpでのカードご利用合計金額の20%をキャッシュバック。
キャンペーン期間:2024年4月1日~2024年9月30日の期間に新規入会された方

さらにApple Pay・Google Pay・アプリご利用分最大3,000円キャッシュバック
新規入会&MyJCBアプリへログインのうえApple Pay・Google Pay・アプリ利用(Appleメディアサービス・Google Playストア)で利用すると、ご利用合計金額の20%をキャッシュバック。
キャンペーン期間:2024年10月1日~2025年3月31日の期間に新規入会された方

公式サイトはこちら

JCBCARDW
おすすめポイント
  • ポイント還元率は通常のJCBカードの2倍(1.0%還元)
  • パートナー店で利用すると還元率がアップ
  • ナンバーレス仕様でセキュリティに配慮
  • 最短5分でカード番号を発行

通常のJCBカードのポイント還元率は0.5%ですが、JCBCARDWの還元率は1.0%と2倍の設定です。

「JCBオリジナルシリーズ」というパートナー店があり、以下のようにポイント還元率がさらにアップします。

パートナー店
  • スターバックス(スターバックスカードへのチャージ):10倍
  • Amazon.co.jp:3倍
  • ウエルシア:2倍

カードの表面はナンバーレス仕様で、カード番号や有効期限などの情報が記載されていません。カード情報を他人に盗み見られるのが心配な方にも安心です。

希望すればカードの裏面も同様にすることができ、完全ナンバーレスになります。

JCBCARDWは即日発行にも対応しており、最短5分でカード番号を発行できます。番号が分かればネット通販ですぐに利用できるので便利です。

※モバ即の入会条件は以下2点になります。
【1】 9:00AM8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受付扱い)
【2】 顔写真付き本人確認書類による本人確認。(運転免許証/マイナンバーカード/在留カード)
モバ即での入会後、カード到着前の利用方法について、詳しくはHPをご確認ください。

ただしJCBCARDWに入会できるのは、39歳以下の方に限られています。40歳以上の方は、別の高還元率カードを選びましょう。

口コミや評判を確認してから申込みたい方は、編集部が執筆したJCB CARDWの記事もご確認ください。

dカード

出典:dカード

年会費 無料 申し込み資格 18歳以上
ポイント還元率 1.00%~4.50% 電子マネー
スマホ決済
iD
楽天Edy
Apple Pay
ポイント使用例 VJAギフトカード
スターバックスカード

(dポイントクラブ)
付帯保険 海外旅行保険(29歳以下)
国内旅行保険(29歳以下)
ショッピング保険
国際ブランド 追加カード 家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費550円(初年度無料)
開催中のキャンペーン
【20歳以上限定】 \最大4,000ポイントがもらえる/
新規ご入会&Webエントリーを行い、カードをご利用されたお客様が対象。
対象者:2022年6月1日以降にdカード GOLDをお申込みの方

【18~19歳限定】 \最大6,000ポイントがもらえる/
新規ご入会&Webエントリーを行い、カードをご利用されたお客様が対象。
キャンペーン期間:2022年12月20日~2023年5月31日

公式サイトはこちら

dカード
おすすめポイント
  • dカードおすすめポイント
  • dカードポイントモールの利用でポイント還元アップ
  • 電子マネーiDの機能を搭載
  • ポイントが使いやすい

dカードも年会費無料かつ通常の還元率1.0%のクレジットカードです。dカードポイントモールを利用すると還元率がアップする特典があり、具体的な例は下記のとおりです。

dカードのポイント還元率がアップする例
  • さとふる:2.5%
  • dショッピング:1%
  • ニッセン:3%
  • ベルーナ:4%

dカードには電子マネーiDも搭載されています。iD加盟店のレジにある読み取り機に、dカードまたはdカードを登録したApplePayをかざすだけで支払いができます。

dカードのiDはチャージ不要で、iDの利用分はその他の利用分と合わせて請求される仕組みなので手間もかかりません。

dポイントも楽天ポイントと同様、使いやすい共通ポイントです。dポイントカードやスマホ決済のd払いを利用して、飲食店やドラッグストアなどでポイントを消費できます。

PayPayカード

PayPayカード

出典:PayPayカード

年会費 無料 申し込み資格 18歳以上
ポイント還元率 1.00%~5.00% 電子マネー
スマホ決済
Apple Pay
楽天ペイ
ポイント使用例 セブンイレブンお支払い
Yahoo!ショッピングお支払い

(PayPayポイント)
付帯保険
国際ブランド 追加カード 家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費550円

公式サイトはこちら

PayPayカード
おすすめポイント
  • Yahoo!ショッピングなら毎日最大5%
  • 5の付く日は最大+4%
  • ナンバーレス仕様
  • カードの利用速報を受け取れる

PayPayカードは、Yahoo!JAPANカードがリニューアルして誕生したクレジットカードです。年会費無料で、利用分につき1%のPayPayポイントがもらえます。

PayPayポイントはスマホ決済のPayPayでの支払いに充当できるため、PayPayを普段から使っている方におすすめです。

Yahoo!ショッピングでPayPayカードを利用すると、いつでも最大5%の特典になり、さらに5の付く日は最大4%になります。

PayPayカードもナンバーレス仕様になっていてセキュリティ面で安心です。またカードを利用すると利用日時や金額の速報を受け取れるため、身に覚えのない利用をすぐ把握できるのでより安心して使えます。

メリットや審査基準を知りたい方は、編集部が執筆したPayPayカードの記事もご確認ください。

OricoCardTHEPOINT

出典:Orico Card THE POINT

年会費 無料 申し込み資格 18歳以上
ポイント還元率 1.00%~2.00% 電子マネー
スマホ決済
iD
QUICPay
楽天Edy
Apple Pay
楽天ペイ
ポイント使用例 Amazonギフトカード
UCギフトカード

(オリコポイント)
付帯保険
国際ブランド 追加カード 家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費無料
開催中のキャンペーン
7,000オリコポイントプレゼント
・新規ご入会後エントリーを行い、カードショッピングのご利用が50,000円以上&3回以上でプレゼント。
 キャンペーン期間:〜2023年9月28日

公式サイトはこちら

OricoCardTHEPOINT
おすすめポイント
  • 入会後6カ月間はポイント還元率が2.0%
  • カードのタッチ決済に対応
  • オリコモール経由のネットショッピングでポイント二重取り
  • 新規入会で8,000ポイントプレゼント

OricoCardTHEPOINTも、年会費無料かつポイント還元率が通常1.0%のクレジットカードです。

さらに入会後6カ月間限定で還元率が2.0%になる特典があるのが特徴です。家電の買い替えなどまとまった出費は、このタイミングに合わせるのがおすすめです。

国際ブランドはVisa、Masetrcard、JCBの3種類で、いずれのブランドを選んでもタッチ決済が利用できます。 またApplePayに登録すればスマホをかざすことでの支払いも可能です。

これらの機能を活用し、飲食店やドラッグストアなどでスピーディーに決済できます。

ネット通販を利用する際には「オリコモール」を経由することで、もらえるポイントがさらに増加します。

OricoCardTHEPOINTでは新規入会キャンペーンが常設開催されており、合計8,000ポイントがもらえます。新規入会で1,000ポイント、50,000円以上かつ3回以上の利用の達成で7,000ポイントです。

カード利用については、会員登録月を含む3カ月間となっています。公共料金の引き落としなども合わせれば、条件を達成しやすいでしょう。

リクルートカード

リクルートカード
出典:リクルートカード

年会費 無料 申し込み資格 18歳以上
ポイント還元率 1.20%~3.20% 電子マネー
スマホ決済
楽天Edy
Suica
Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ
ポイント使用例 Pontaポイント
dポイント

(リクルートポイント)
付帯保険 海外旅行保険
国内旅行保険
ショッピング保険
国際ブランド 追加カード 家族カード:年会費無料
ETCカード:年会費無料
開催中のキャンペーン
【JCB限定】リクルートポイントをMAX6,000円分プレゼント
・新規ご入会 + カードご利用 + 携帯電話料金を対象カードでお支払いすることが条件。
 キャンペーン期間:カード発行日から60日まで
【JCB限定】リクルートポイントをMAX1,000円分プレゼント
・新規入会時、家族カード同時ご入会が条件。
 1枚発行につき500円分のポイントプレゼント。

公式サイトはこちら

リクルートカード
おすすめポイント
  • 通常で1.2%のポイント還元率
  • リクルート関連のサービスで使うとポイント還元率がアップ
  • リクルートポイントをPontaポイントやdポイントに等価で交換できる

リクルートカードは通常のポイント還元率が1.2%と、クレジットカードのなかでトップクラスの高さが特徴です。水道高熱費や携帯電話料金などの固定費も1.2%還元のため、リクルートカードに支払いをまとめることで、ポイントがさらに貯まります。

ホットペッパービューティーなど、リクルート関連のサービスで使うとさらにポイント還元率がアップするのもメリットです。

リクルートカードの使用で貯まるのはリクルートポイントで、Pontaポイントやdポイントに交換することができます。1ポイントから等価交換ができるため、少額のポイントも無駄なく使えます。

これらのポイントに交換することで街中のお店で使いやすくなり、ドラッグストアや飲食店などでポイント払いをすることで、節約につながります。

スマホ決済を活用する

スマホ決済はPayPayを筆頭にコンビニや小規模の飲食店まで、クレジットカードに対応していない店でも広く普及しており、現金に近い感覚で使うことができ、ポイントも獲得できます。

スマホ決済の一例
  • PayPay
  • 楽天ペイ
  • FamiPay(ファミペイ)
  • d払い
  • メルペイ

いずれも利用者や対応店舗が多いアプリで、還元キャンペーンが行われることが多いのもメリットです。

スマホ決済はクレジットカードと異なり、導入状況がお店ごとに大きく違います。自身の住むエリアのお店がどのスマホ決済に対応しているか、チェックしてみてください。

PayPay

PayPayはユーザー数がトップクラスで多いスマホ決済で、CMを見かけた方も多いでしょう。PayPayの発表によると、登録ユーザー数は5,200万人に到達しました。

PayPayの加盟店は大規模チェーン店だけでなく、中小でも対応店が多いのも特徴です。地元の小さなお店でも利用できるので便利です。

PayPayには送金機能もあり、友人や家族に残高を送ることもできます。

PayPayの基本ポイント還元率は0.5%です。PayPayステップというプログラムがあり、条件を達成するとさらにポイント還元率を上げられますが、300円以上の買い物を月に30回以上
など、多くの方にとっては厳しい条件
です。

PayPayステップの条件を無理に満たそうとすると、無駄づかいになりかねません。還元率に執着せず、幅広い店舗で使える利便性を活用するのがよいでしょう。

楽天ペイ

楽天ペイは楽天カードを持っている方におすすめのスマホ決済です。楽天カードで楽天キャッシュにチャージしてから楽天ペイで支払うと、合計1.5%のポイント還元率になります。

また楽天ポイントカードの加盟店であれば、決済する前にポイントカードも提示すれば、ポイントが3重取りになり、還元率は2.0%になります。

楽天ペイのメリットの1つは、PayPayのような複雑な仕組みがないこと。楽天カードと併用すれば、いつでも1.5%のポイント還元を受けられます。

もう1つのメリットは、期間限定の楽天ポイントも消費できることです。期間限定ポイントは利用期限が短く、使い方に困る方もいるかもしれません。

楽天ペイを使えば、身近なお店で期間限定ポイントを消費できるので便利です。

FamiPay(ファミペイ)

楽天ペイをさらにお得に利用したい方におすすめなのがFamiPayです。ファミリーマートが提供しているQRコード決済アプリですが、楽天ペイと組み合わせることでポイント還元率が3.0%以上になる使い方が存在します。

FamiPayの特徴
  1. 0または5の付く日にFamiPayで楽天ギフトカードを購入すると2.0%還元
  2. 楽天ギフトカードを楽天キャッシュにチャージ
  3. 楽天ペイで楽天キャッシュを使って支払うと1.0%還元

0または5の付く日に、楽天ギフトカードをFamiPayで購入すると、2.0%のファミペイボーナスを受け取れます。楽天ギフトカードはファミリーマートのPOSAカードのコーナーに置いてあります。

購入した楽天ギフトカードのQRコードを読み取り、楽天会員IDでログインして、楽天キャッシュとしてチャージします。

チャージが完了すると楽天ペイの残高に反映され、買い物ができるようになります。楽天キャッシュで決済すると1.0%のポイント還元になります。

さらにFamiPayで購入する際にクレジットでチャージすれば、0.5%~1.0%のポイント還元がプラスされます。ただしチャージできるのはJCBカードで、月間20,000円までの制限があります(ファミマTカードを除く) 。

単純に楽天カードで楽天キャッシュにチャージするのに比べると手間がかかりますが、少しでもポイント還元率を高めたい方は試してみてください。

d払い

d払いはNTTドコモが運営するアプリで、dポイントが貯まる・使えるスマホ決済です。ドコモユーザーでなくても利用できます。

d払いでお得なのは「d曜日」というプログラムで、金曜・土曜にネットで支払うことで、最大4.5%のポイント還元率になります。dカードからの支払い、ドコモの電話料金合算払いも対象になります。

d曜日の対象となる店舗はAmazon.co.jp、メルカリ、マクドナルドモバイルオーダーなどです。 リアル店舗での注文は対象ではないことに注意してください。

またこの特典を受けるには毎月エントリーが必要です。忘れずに手続きをしておきましょう。

メルペイ

メルカリを利用している方なら、メルペイも活用するのがおすすめです。メルペイはメルカリアプリの中にある機能で、メルカリユーザーなら別途アプリをインストールする必要はありません。

メルペイの大きな特徴は、メルカリの売上金をチャージして使えることです。売上金をわざわざ現金として引き出さなくても、そのままショッピングに利用できます。

もう1つの特徴は、電子マネーのiD払いもできること。メルペイの加盟店でなくても、iDの加盟店なら利用可能です。

メルペイは定期的にクーポンが届きます。コンビニ、飲食店、ドラッグストアなどで使えるもので、上手に利用するとお得です。

クーポンは大きく分けて3種類あり、街のお店用の値引きクーポンとポイント還元クーポン、ネットショップ用のポイント還元クーポンです。

過去に配られたクーポンの例をいくつか紹介します。
 すき家で100ポイント還元(101円以上の会計)
 メルペイ決済で25%のポイント還元(上限100ポイント)

これらのクーポンを上手に生かすと、普通に買うよりも節約ができます。

ポイントカードを利用する

クレジットカードやスマホ決済を利用する際には、ポイントカードも提示するとさらにポイントがもらえます。具体的には下記のような、全国共通のポイントカードが挙げられます。

全国共通のポイントカード
  • 楽天ポイントカード
  • dポイントカード
  • Pontaポイントカード
  • Tポイントカード

店舗によって加盟しているポイントが異なるため、複数のポイントカードを利用するのもおすすめです。その際にはカードタイプだと財布でかさばるため、スマホで管理できるアプリタイプがおすすめです。

なおスマホ決済アプリの中には、ポイントカード機能も備えているものも。たとえば楽天ペイには楽天ポイントカード機能もあり、 支払う際に別のアプリを立ち上げる必要がないので便利です。

ポイントサイトを活用する

ポイントサイトは掲載されている広告を利用することで、ポイントがもらえるサイトのことです。別名でお小遣いサイトとも呼ばれています。

ポイントサイトに掲載されている広告には、楽天市場、Yahoo!ショッピングといった有名な通販サイトも多数あります。ネット通販を利用する際には、ポイントサイトを経由することで、ポイントの二重取りが可能です。

たとえば楽天市場の広告を利用すると、楽天市場でのポイントに加え、ポイントサイトのポイントももらえる仕組みです。

代表的なポイントサイトは下記のとおりです。

代表的なポイントサイト
  • ハピタス
  • モッピー
  • げん玉
  • ちょびリッチ
  • ポイントタウン
  • ポイントインカム

上記のサイトはいずれも利用者が多く、運営実績も長いため信頼性があります。

運用しながらお金を貯める方法5選

お金を運用に回して、増やしていける投資サービスを5つ紹介します。

つみたてNISA

つみたてNISAは長期の資産形成を国が支援する金融制度です。通常の投資と比べ、運用益が非課税になるのがメリットです。

投資の対象は、金融庁が長期投資に適していると判断した銘柄が選ばれているので、投資知識が少ない方でも選びやすくなっています。

非課税枠は年間で40万円、非課税期間は最長20年のため、合計800万円の非課税枠があります。

つみたてNISAは必要な時に必要な分を解約できるため、10年後などのタイミングで使いたい資金を投じることもできます。

iDeCo

iDeCoは個人型確定拠出年金のことで、こちらも資産形成を国が支援する金融制度です。つみたてNISAよりさらに投資対象の銘柄が厳選されています。

iDeCoは以下3つの税制優遇が受けられます。

iDeCoの税制優遇
  • 掛金は全額所得控除の対象になる
  • 売買益や分配金が非課税
  • お金を受け取る際に退職所得控除を利用できる

つみたてNISAと同じく利益が非課税になるのに加え、さらに2つの優遇があります。

掛金が所得控除の対象になるため、所得税や住民税が安くなります。また退職所得控除も受けられるので、受け取る際の税金も抑えることが可能です。

iDeCoのデメリットは60歳になるまでお金を引き出せないことです。ただ逆に言えばお金を出し入れできないことで、将来のためのお金を確実に貯められるともいえます。

貯金をしてみても、いつも引き出してしまうという方には、強制的に貯められるのはメリットとも考えられます。

なお経済的に苦しくなったら掛金を途中で減額したり、拠出をストップしたりすることもできます。

PayPayポイント運用

実際にお金を投資に回すのはまだ無理と感じる方には、ポイント運用がおすすめです。手持ちの擬似的に株式投資することで、ポイントが増えるチャンスがあり、現金を投じる必要はないので気軽に参加できます。

PayPayポイント運用は1円からポイント運用ができ、いつでもポイントの出し入れが自由となっています。具体的な運用コースは以下5つがあります。

PayPayポイント運用コース
  • 金(ゴールドコース):長期運用向け
  • テクノロジーコース:短期運用向け
  • スタンダードコース:長期運用向け
  • チャレンジコース:短期運用向け
  • 逆チャレンジコース:短期運用向け

投資の初心者の場合、価格変動が穏やかな長期運用向けのコースから始めるのがおすすめです。複数のコースに投資することもできるので、ポイントを分散するのもよいでしょう。

ただし、相場の変動によってはポイントが減る可能性がある点に注意しましょう。

楽天ポイント運用

楽天ポイントを運用に回してポイント増を狙えるサービスで、100ポイントからと少額でスタートできます。楽天の発表によると、ユーザー数は800万人を突破しています。

楽天ポイント運用では、アクティブコースとバランスコースの2つが用意されています。

アクティブコースは投資信託である「楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)」の価格に連動します。株式の割合が多めのファンドであり、積極的にリターンを獲得しにいく投資スタイルです。

バランスコースは「楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)」の価格に連動します。債券が中心のため価格変動が緩やかで、安定した運用を目指すコースです。

なおポイント運用以外に、楽天証券では、ポイントを使って実際に投資信託を購入する「ポイント投資」のサービスもあります。ポイント運用に慣れてもっと積極的に投資の経験を積みたいなら、次のステップとしてポイント投資に進むのもよいでしょう。

dポイント投資

NTTドコモのdポイントで投資体験ができるサービスです。100ポイントからスタートでき、選べる投資先が11種類と多いのが特徴です。

ポイントはいつでも追加や引き出しができるため、柔軟性が高いのもメリットです。

なおdポイントを使える投資サービスとして、以下もあります。

dポイントを使える投資サービス
  • 日興フロッギー
  • THEO+docomo
  • 日興iDeCofordocomo

日興フロッギーはdポイントで株式が購入できるサービス、THEO+docomoはおまかせ資産運用ができるサービスです。日興iDeCofordocomoはiDeCoの掛金や残高に応じてdポイントが貯まる仕組みです。

お金を貯めるのに役立つアプリ6選

お金を貯めるのに役立つアプリを6つ紹介します。興味のあるものから使ってみてください。

フリマアプリ「楽天ラクマ」

楽天ラクマは、「フリル」がリニューアルして誕生したフリマアプリです。出品したい商品をスマホなどで撮影して投稿するだけで手軽に出品できます。

登録料や月額使用料はかかりませんが、以下の手数料は発生します。

発生する手数料
  • 販売手数料:商品が売れたときに、商品価格の6%+税
  • 決済手数料:購入時にラクラクあと払い(ペイディ)・コンビニ・郵便局/銀行ATM・d払い・携帯キャリア払いを選択した場合、1件100円~200円
  • 振込手数料:売上の振込申請の際に1件210円、ただし1万円以上を楽天銀行に振り込む場合は無料

販売手数料6%は、メルカリの10% に比べて低く設定されています。振込手数料を抑えるため、楽天銀行の口座を開設しておくのがおすすめです。

家計簿アプリ「マネーフォワードME」

マネーフォワードMEは家計簿や資産管理のアプリです。クレジットカードや電子マネーなどの支出、給料が振り込まれる銀行口座などを登録することで、お金の出入りを自動的に見える化できます。

それぞれの支出は食費や日用品費など自動的に分類されるため、今月は何にいくら使ったのかも簡単に把握できます。自分で分類するより、はるかに簡単に家計簿管理ができる仕組みです。

また以下のように家計の管理や改善をサポートする機能もあります。

家計の管理や改善をサポート
  • 銀行の残高不足やクレジットカードの使い過ぎを通知
  • クレジットカードの引き落とし情報をまとめて管理
  • レシート撮影による現金支出の入力サポート
  • 予算機能で今月使える金額を表示
  • 家計や資産状況の分析レポート

クレジットカードや銀行口座の自動連携は、4件までは無料で、月額500円(年額5,300円)のプレミアムプランに加入すると、制限はなくなります。

すべてのデータは暗号化され、厳格な管理・運用体制で保護されています。またクレジットカードなどのパスワードや暗証番号を入力する必要もないため、セキュリティが気になる方も安心です。

貯金アプリ「finbee」

貯金がなかなか続かない方、ただ貯めるだけではつまらないと感じる方は、貯金アプリを利用してみてはいかがでしょうか。finbeeは貯金を楽しく実践できるようにサポートしてくれます。

finbeeの特徴は、貯金ルールが下記のように豊富なことです。

貯金ルールが豊富
  • つみたて貯金:毎日100円、毎週1,000円など、好きなタイミングに好きな金額を自動的に貯金
  • 歩数貯金:1000歩ごとに100円など、設定した歩数に応じて貯金
  • クエスト貯金:finbeeから送られるお題をクリアすると貯金
  • カードでおつり貯金:クレジットカードなどで支払った金額について、指定の金額で支払った場合のおつりに相当する金額を貯金
  • チェックイン貯金:会社に到着したら300円など、指定したチェックイン場所に着いたら貯金

上記のようなルールを組み合わせて、ライフスタイルに合った貯金ができます。

ポイ活アプリ「モッピー」

モッピーはポイ活アプリ・ポイントサイトとして、国内トップクラスの規模です。運営する株式会社セレスは東証プライム市場の上場企業であり、信頼感があります。

モッピーはポイントの貯め方が豊富で、約30種類のコンテンツが用意されています。初心者でも気軽に貯められるもの、一気に高額ポイントが稼げるものなど幅広い内容です。

クレジットカード発行などの広告案件は、還元率が高いものも数多く見られます。

モッピーのもう1つのメリットは、貯めたポイントの交換先が豊富なことです。楽天ポイント、dポイント、Amazonギフト券、nanacoポイントなどに交換できるため、使い道に困ることはまずないでしょう。

おつり投資アプリ「トラノコ」

トラノコは長期の資産形成をサポートするサービスです。ショッピングをすると端数のおつりを投資に回せるのが大きな特徴となっています。

アプリに登録したクレジットカードや電子マネーで買い物をすると、買い物データに連動したおつりのデータがトラノコに表示されます。投資したいおつりを選ぶだけで投資に回せます。

たとえば220円の買い物をしたとき、100円単位なら80円、500円単位なら280円、1,000円単位なら780円を投資に回すことになります。単位はユーザーが自由に選べます。

投資のコースは安定重視の「小トラ」、バランス重視の「中トラ」、リターン重視の「大トラ」の3種類から選べます。

月額利用料が300円かかる代わりに、運用報酬は年率0.33%と、一般的な投資信託のアクティブファンドよりは低くなっています。

よくある質問

お金を貯める方法についてよくある質問と回答を紹介します。

貯金に失敗するパターンは何ですか?

お金を貯めるのに失敗しがちなパターンは下記のとおりです。

貯金に失敗しがちなパターン
  • 急に生活スタイルを変えすぎてストレスになる
  • 余ったお金を貯金しようとして結局できない
  • ついで買いや衝動買いをしてしまう

たとえば、ほぼ外食で済ませていた人がいきなり100%自炊をしようとしても、ストレスになって続きません。週1~2回など、無理のない程度に始めるのがおすすめです。

余ったお金を貯めようとしても結局あるだけ使ってしまうので、先取り貯蓄をするのが鉄則です。

衝動買いが多い人もお金が貯まりにくいため、欲しいと思ってもいったん見送って「本当に必要か」を考えてみてください。翌日冷静な状態で考え直すと、それほど必要ではなかったと感じることも多いでしょう。

貯金はどのくらい貯めればいいですか?

まず生活防衛資金として、生活費の3か月分を貯めることを目標にしてみてください。3か月分あると、リストラなど万が一のことがあっても、すぐに支払いができなくなるようなことはありません。

3か月分貯まったら次は6か月分を目指していきましょう。1年分貯まると、ある程度の安心感を得られるのではないでしょうか。

スマホ決済はどれを選べばいいでしょうか?

まずは、自分が普段利用するお店で使えるものを選びましょう。お得の度合いは不定期のキャンペーンなどによっても違うので、比較するのはなかなか難しいです。

キャンペーンやクーポンの情報をこまめに見て、お得に利用できないかチェックしてみてください。

節約やポイ活でお金を上手に貯めていこう

お金を貯める方法を多数紹介してきました。基本的には支出を減らす、収入を増やす、投資で運用すること3つです。

支出を減らすには固定費の削減などが効果的です。クレジットカードやアプリを使ってポイ活をして、集めたポイントで支出をまかなうのもおすすめです。

紹介したおすすめのクレジットカードやアプリの中から、気になったものをチェックして、貯金に役立ててください。

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