FXの始め方とは?手順や初心者が失敗を回避するためにやるべきこと、稼ぐコツを徹底解説

FXはポピュラーな投資の一つであり、日々多くの人によって取引が行われています。2020年9月末時点では国内FX会社の口座開設数は892万を超え、2019年〜2020年の間では70万口座増加しました。

FXというと「破産する」「借金する」などのネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実は年間で60%超の利用者が利益を出しているというデータがあります。1年間という期間でプラスを出すことはそこまで難しくありません。

一方で、5年間勝ち続けられるのは数%程度ともいわれています。短期で勝てる確率は高いものの、長期で勝ち続けるには、戦略を立て手法通りに取引をしていく必要があります。

本記事では、FXの始め方から失敗する前にやるべきこと、おすすめのFX会社などをまとめました。ぜひ記事を参考にしてFXを始めていきましょう。

この記事がおすすめの人

  • FXに興味があるけど始められていない人
  • FXの仕組みがちゃんと理解できていない人
  • FXで利益を出せていない人

出典:「FX初心者は60%の“勝ち組”に入ることを目指せ!」
「FX投資家の約7割が1年以内に退場していた!FXをやめた理由第1位とは?」

FXを始めるための4つの手順

FXを始めるための手順は以下の通りです。

FXを始めるための手順

  1. 口座開設前に必要なものを準備する
  2. 公式サイトから口座開設手続きに進む
  3. 本人確認手続きを行い審査を受ける
  4. ログイン情報を受け取り取引開始

若干の違いがありますが、多くのFX会社では上記の手順に沿って口座開設手続きを行います。申し込みから取引開始まで、早いと即日で完了します。事前準備を整えて、スムーズに取引を始めていきましょう。

1.口座開設前に必要なものを準備する

FXの口座申し込みをする前に、まずは手元に以下のものを用意しておきましょう。

・本人確認書類
・マイナンバー関連書
・銀行口座
・メールアドレス

本人確認書類は「運転免許証」「パスポート」「​​健康保険証 」などが挙げられます。顔写真付きの書類でない場合は、2点求められることがあるので注意してください。

マイナンバー関連書類として認められるのは「(顔写真付き)マイナンバーカード」「マイナンバー入り住民票」「通知カード」の3つです。また、FX口座に入金するための銀行口座、ログイン情報やFX会社からの情報を受け取るためのメールアドレスも、合わせて用意しておくようにしましょう。

2.公式サイトから口座開設手続きに進む

続いて、FX会社の公式サイトから口座開設に進みます。

トップページにある「口座開設」や「口座を開設する」のボタンをクリックしましょう。そして、メールアドレスや電話番号を入力し「登録する」をクリックします。

入力したメールアドレスに間違いがなければ、本登録に進むためのリンクが記載されたメールが届きます。この時点では、まだ仮登録のみが済んでいる段階であり、実際に取引を行うことはできません。

メールに記載のリンクをクリックし、口座開設手続きを進めていきましょう。

3.本人確認手続きを行い審査を受ける

まずは、規約の同意や個人情報の入力を行います。各社が定める規約を確認し、問題がなければチェックを入れます。

続いて「住所」「名前」「職業」「保有する金融資産」「投資経験」などの個人情報を入力し、本人確認手続きに進みましょう。本人確認手続きでは「本人確認書類」と「マイナンバー関連書類」の2種類を提出します。

提出方法はスマートフォンと郵送の2つがあります。すぐに取引を始めたい方はスマートフォンを使う方法を選択してください。

本人確認書類の提出が完了すると、FX会社による審査が行われます。各社基準は明らかにしていませんが、一般的には「申し込みフォームの内容と相違がないか」をメインに審査されているとされています。

主には、入力内容に虚偽や相違がないかを審査しているため、投資初心者でも多くの人が基準を満たすことができるでしょう。

4.ログイン情報を受け取り取引開始

無事審査に通過したら初期ログイン情報が記載されたメールが送られてきます。口座画面に進み必要な情報を入力しましょう。

この状態まできたら、FXの取引を始めることができます。取引を始める前に、チャートの見方や余力、テクニカル分析ツールなど、一通りの基本操作を確認するといいでしょう。

取引を始めるには、FX口座に入金する必要があります。入金するには、主に以下2つの方法があります。

・銀行振込
・クイック入金

銀行振込とは、FX会社の銀行口座に入金して、個人の取引口座に振り替えてもらう方法です。振替手数料は無料であることが多いですが、入金反映までに時間がかかります。

クイック入金とは、FX会社と提携している金融機関から直接個人の取引口座に入金する方法です。入金手数料は無料もしくは格安であり、即時入金が反映されます。

提携の金融機関の口座を持っている場合は、クイック入金を使う方法がおすすめです。

出典:「口座開設(個人のお客様)」

初心者がFXで失敗する前に知っておくべき6つのこと

次に、口座開設をした初心者が、取引前に知っておくべき6つのことを紹介します。

FXで失敗する前に知っておくべきこと

  • 取引ツールの使い方を理解する
  • 注文方法を理解する
  • 取引通貨ペアを選ぶ
  • レバレッジを理解する
  • 儲けるための2つの方法を理解する
  • 相場の分析方法を知る

6つとやや数が多いですが、いずれもFXでは必須の内容です。あやふやなままで取引を進めてしまうと、思いがけない損失を出してしまうことがあるので、必ず押さえておきましょう。

取引ツールの使い方を理解する

口座を開設したら、まずは取引ツールをどのように使って取引するか、どのように情報を確認するか、一通りの動作をチェックしてみましょう。

取引ツールの仕様がわからないままで取引をしてしまうと、意図しないポイントでエントリーや決済をしてしまったり、短いチャンスで取引できないこともあるでしょう。

機会損失や余計なスプレッドの負担をしないためにも、取引ツールに対する理解を深めることは重要です。

また、FX会社によってロットの数え方が異なります。パターンとしては「1万通貨=1ロット」「10万通貨=1ロット」の2つがあります。この数え方を間違えていると、思いがけず大きなポジションを持ってしまうことがあるので注意しましょう。

出典:「FXのLot(ロット)と1,000通貨単位について」

注文方法を理解する

FXには買いと売り、2つの取引があります。買いはレートが上がることで利益となり、売りはレートが下がることで利益となります。FXでは相場が上がるときと下がるとき、両方の局面で利益を出すことが可能です。

また、買いと売りの注文方法には、以下の方法があります。

・成行
・指値
・逆指値

成行とは、価格を指定しないで注文をする方法です。少しでも割安で取引したい人には向いていないものの、すぐに注文が成立するというメリットがあります。

指値とは、価格を指定して注文をする方法です。買いであれば現在より安い、売りであれば現在より高い価格を指定します。指値ではお得に取引ができることもありますが、安すぎる・高すぎる価格を指定してしまうと注文が成立しないこともあるので注意しましょう。

逆指値とは、買いであれば現在よりも高い価格、売りであれば現在よりも安い価格に達した時に注文を行う方法で、指値とは考え方が逆になります。主にレンジのブレイクスルーを判断した時や強いトレンドが発生したときに使われますが、初心者の段階ではあまり使うことがないかもしれません。

他にも新規の注文と決済の指値を同時に出せるIFDや、2つの注文を同時に出し片方が成立すると片方がキャンセルされるOCOなどもあります。これらは取引に慣れ始めたら活用していくといいでしょう。

出典:「指値(さしね)」「成行(なりゆき)」とは?株の注文方法の使い方。メリットとデメリットを比べてみよう」

取引通貨ペアを選ぶ

通貨ペアごとに特徴が異なります。

例えば「ドル円」の通貨ペアでは、1日に2円以上の値動きをすることは少ないです。一方で「ポンド円」の通貨ペアでは、1日に2円以上の値動きがあることは頻繁にあります。値動きが大きい場合、利益と損失がそれぞれ拡大しやすいので注意が必要です。

「ドル円」「ユーロ円」など円が絡んだ通貨ペアの場合、日本の市場が開く朝9時頃からが値動きしやすいです。一方「ユーロドル」「ポンドドル」などはイギリスやアメリカの市場が開く夕方4時、夜10時頃から値動きすることが多いです。通貨ペアごとに、取引する時間帯を選ぶ必要があります。

レバレッジを理解する

レバレッジとは「てこの原理」を意味する言葉です。FXではレバレッジをかけて、自分の持っている資金以上で取引をすることが一般的です。

国内のFX会社の多くは、最大レバレッジが「25倍」に設定されています。この場合、取引口座に5万円あれば「約125万円」、10万円あれば「約250万円」までのポジションを持つことが可能です。

レバレッジをかけると得られる利益が大きくなる反面、損失も大きくなるので注意してください。

また、レバレッジをかけた取引の場合、証拠金維持率を意識して取引する必要があります。

証拠金維持率とは「現在の有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100」で求められ、一定の水準を割ってしまうと自動ロスカットの対象になります。

証拠金維持率は「証拠金維持率を意識する」の見出しでさらに詳しく解説しているので、理解できていない人は必ずチェックするようにしてください。

出典:「FXの証拠金維持率とは。ロスカットやレバレッジ、必要証拠金との関係や計算方法も解説」

儲けるための2つの方法を理解する

FXには2つの儲け方があります。

  • 為替差益
  • スワップポイント

FXでは為替レートの差益だけでなく、スワップポイントで儲けることもできます。それぞれの方法を詳しくみていきましょう。

為替差益

為替差益とは、2国間の通貨のレートが変動することで得た利益のことです。

為替のレートは、経済ニュースやトレーダーの思惑、通貨当局による為替介入など、さまざまな要因によって変動します。FXの基本は「安いときに買う」「高いときに売る」であり、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を用いて、どちらに行くか優位性の高いときに取引を行います。

為替差益はFXでもっともポピュラーな儲け方といえるでしょう。

出典:「初めてでもわかりやすい用語集」

スワップポイント

スワップポイントは「金利差調整分」とも呼ばれ、2国間の金利の違いによって得られる利益または損失のことです。低い金利で高い金利の通貨を買うと利益として受け取ることができますが、高い金利の通貨で低い金利の通貨を売ると支払う必要があります。

例えば、現在の円の(政策)金利は「-0.1%」であり、ドルの(政策)金利は「4.75%」です。円の金利の方が低いため「ドル円」で買いのポジションを持つ(円でドルを買う)と、金利差分の利益を得ることができます。逆に「ドル円」で売りのポジションを持つ(円でドルを売る)と支払う必要があります。

スワップポイントはポジションを持っているだけで付与されるので、長期投資を行う人は必見です。ただ、買いと売りで付与と支払いが変わってくるので、くれぐれも間違えないようにしてください。

出典:「初めてでもわかりやすい用語集」

相場の分析方法を知る

相場の分析には、大きく分けて2つの方法があります。

  • テクニカル分析
  • ファンダメンタルズ分析

両方の方法を極める必要はありませんが、必ずどちらかに基づいたエントリー、決済を行うようにしましょう。

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去のトレンドやパターンを分析し、その後の値動きを予想するものです。過去に似たパターンがあれば、将来も同様の動きになるだろう、という考え方を元にしています。

テクニカル分析では、過去を元にさまざまな指標が開発されており「移動平均線」「MACD」「ボリンジャーバンド」などが有名です。合計では数百種類あるともいわれており、複数を用いて分析することが一般的です。

多くの稼いでるトレーダーは、このテクニカル分析を用いて取引を行っています。まずはいくつかのインジケーターを選び、相場を分析してみるといいでしょう。

出典:「FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめの手法と注意点」

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタルズ分析とは、経済指標やデータ、要人の発言などから相場を分析する方法のことです。値動きに大きな影響を与えるものとして、主には以下が挙げられます。

・FOMC(米国金融政策を決める会合)
・雇用統計
・CPI(消費者物価指数)
・中央銀行総裁の会見

この中でも特に「FOMC」と「雇用統計」は、値動きに大きな影響を与えます。これらによって円が絡む通貨ペアが数円動くことも少なくありません。テクニカル分析を主とする人も最低限押さえておくようにしましょう。

ファンダメンタルズ分析の多くは発表される時間が決まっているため、事前に準備しやすいというメリットがあります。FX取引に慣れてきたら、ファンダメンタルズ分析で短期的な利益を狙ってみるのもいいかもしれません。

出典:「FXのテクニカル分析とは?初心者におすすめの手法と注意点」

FX会社を選ぶ5つのポイント

国内のFX会社は数十社以上あり、各社で特徴が異なります。ここでは、FX会社を選ぶ際に重要なポイントを5つピックアップしました。

FX会社を選ぶポイント

  • スプレッドの広さ
  • スワップポイントの大きさ
  • 取り扱い通貨ペア数
  • 注文がスベりやすいか
  • 最小取引単位

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

スプレッドの広さ

スプレッドとは「買いと売り」の差のことです。多くのFX会社では取引手数料を無料とする代わりに、このスプレッドを設けていることを理解しておきましょう。

スプレッドはFX会社によって大きく異なります。例えばドル円の通貨ペアでは「GMOクリック証券 FXネオ」「外為どっとコム」などは「0.2銭 原則固定※例外あり」としている中、「トライオートFX」では「0.3pips」です。

1回の取引では微々たる差ですが、10回、100回と回数が重なると大きな違いとなります。取引コストを抑えるために、最初の段階でスプレッドの狭いFX会社を選択することは重要です。

出典:「外為どっとコム スプレッド」
「GMOクリック証券 スプレッド・取引手数料」
「トライオートFX スプレッド提示率(実績値)」

スワップポイントの大きさ

スワップポイントとは2国間の通貨の「金利差調整分」のことです。このスワップポイントの大きさも各FX会社で異なるので注意しましょう。

2023年3月6日現在、ドル円買いのスワップポイントは「GMOクリック証券 FXネオ」では「181円」としていますが、「ヒロセ通商 LION FX」では「75円」と、2社間で2倍以上の差がありました。スワップポイントは純粋に大きい方がお得です。

スワップポイントは、各社の公式サイトにある「スワップカレンダー」というページに記載されています。見落としがちなポイントなので、口座開設前にはぜひ一度確認するようにしてください。

出典:「GMOクリック証券 スワップポイントカレンダー」
「LION FX スワップポイント」

取り扱い通貨ペア数

取り扱い通貨ペア数は各社で異なります。

ドル円、ユーロ円、ユーロドル、など有名で取引人口が多い通貨ペアはどこも取り扱いがありますが、ロシアルーブル、スウェーデンクローナ、ブラジルレアルなどマイナー通貨が絡むものは取り扱いがない場合があります。

将来的にマイナー通貨の取引を考えている人は、取り扱い通貨ペアの多い会社を選ぶようにしてください。

注文がスベりやすいか

FXで注文が「スベる」とは「注文時の価格と注文成立時の価格がズレること」で、主に成行で注文を出したときに発生します。このズレた価格のことを「スリッページ」と呼ぶこともあります。

注文がスベる現象は、重要な経済指標やニュース、要人発言後に発生することが多いです。これは、注文が集中することで、現在目に見えている価格と実際に取引されている価格が異なるためであり、ときに数十pipsとなることもあります。

一般的にトレーダーに対して不利に働くことが多いため、スリッページは発生しづらい方が好ましいです。

スリッページの幅や発生頻度は各社異なりますが、公表はされていません。表に出てきにくい情報なので、TwitterやYahoo!知恵袋などから口コミを探すといいでしょう。

最小取引単位

各社で取引可能な最小取引単位は異なります。これからFXを始める人は、小さな単位から始められる会社を選ぶといいでしょう。

例えば「SBI FX トレード」では1通貨から取引できますが、「DMM FX」や「IG証券」では1万通貨からとしています。SBI FX トレードでは数円の証拠金から取引を始めることができます。

ポジションが小さすぎると利益も損失もまとまった額にはなりませんが、最初のうちは慣れる意味で「1通貨」「1,000通貨」から取引できる会社を選ぶのがおすすめです。

出典:「SBI FXトレード FXの売買における取引単位|1通貨単位だからできる少額取引」
「DMM FX FXとは何か?FXの仕組みや取引開始までの流れを徹底解説」
「IG 証券 FX銘柄詳細情報」

おすすめのFX会社10選

ここでは、FX取引におすすめの会社を10社厳選しました。

本記事おすすめのFX会社

  • GMOクリック証券 FXネオ
  • 外為どっとコム
  • みんなのFX
  • SBI FX トレード
  • ヒロセ通商 LION FX
  • セントラル短資FX
  • トライオートFX
  • IG証券
  • DMM FX
  • 楽天FX

それぞれの会社の特徴を詳しく見ていきましょう。

GMOクリック証券 FXネオ


出典:GMOクリック証券

※2023年3月6日現在

GMOクリック証券 FXネオ
取り扱い通貨ペア数 20種類
原則スプレッド ドル円 0.2pips
ユーロ円 0.5pips
ユーロドル 0.4pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 181円
ユーロ円 111円
ユーロドル -87円
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 778,313口座(GMOクリック証券)
デモ口座 あり

GMOクリック証券 FXネオの特徴

  • 狭いスプレッドで取引できる
  • 1,000通貨から対応
  • スプレッドが比較的広い

FXネオは、オンライン証券取引に強いGMOクリック証券が運営する、FXの取引サービスです。GMOクリック証券で口座を開設する際、もしくは口座開設後に追加で申し込みすることで利用できます。

FXネオでの取り扱い通貨ペア数は20種類と、特筆して多くはありません。しかし、ドル円のスプレッドは「0.2pips」と比較的狭く、買いのスワップポイントは「181円」とお得な水準です。メインの通貨ペアのみ取引するのであれば、十分なスペックを備えているといえるでしょう。

スマホアプリの「GMOクリック FXneo」は、App Storeで「☆4.1」で比較的高評価であることが確認できました。時に不具合があるようですが、使い勝手は日々改善されているようです。

FXネオでは、現在「はじめてのFX口座開設+お取引で最大30万円キャッシュバック!」のキャンペーンを実施しています。取引額によってキャッシュバックをもらえるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

外為どっとコム


出典:外為どっとコム

※2023年3月6日現在

外為どっとコム
取り扱い通貨ペア数 30種類
原則固定(例外あり)
スプレッド
ドル円 0.2銭 原則固定※例外あり
ユーロ円 0.4銭 原則固定※例外あり
キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。
ユーロドル 0.3pips
キャンペーンスプレッド。詳細は公式HPをご確認ください。
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 180円
ユーロ円 130円
ユーロドル -107円
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 584,697口座
デモ口座 あり

外為どっとコムの特徴

  • 業界最小レベルのスプレッド
  • 豊富な取り扱い通貨ペア数
  • スワップポイントが高い

外為どっとコムは、株式会社外為どっとコムによって運営されています。FX取引を始め、「FX積立(らくらくFX積立)」や「外貨ネクストバイナリー」など、FXに関連するサービスを複数提供していることが特徴です。

取り扱い通貨ペア数は30種類と比較的多く、ドル円のスプレッドは「0.2銭 原則固定※例外あり」、買いのスワップポイントは「180円」と他社と比較しても高い水準を誇ります。メジャー通貨からマイナー通貨まで、お得に取引することができます。

外為どっとコムは、FX専門メディアや初心者向けセミナー、TwitterやYouTubeを通じた情報発信にも力を入れています。これからFXを始める初心者にも役立つ情報が豊富で、迷うことなく取引を始めることができるでしょう。

外為どっとコムは、初心者から上級者まで多くのトレーダーに利用されるFX会社であり、開設済み口座数は58万を超えます。現在はキャッシュバックやスプレッドを縮小するキャンペーンを開催しているので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

みんなのFX


出典:みんなのFX

※2023年3月6日現在

みんなのFX
取り扱い通貨ペア数 30種類
原則スプレッド ドル円 0.2pips
ユーロ円 0.4pips
ユーロドル 0.3pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 175円
ユーロ円 120円
ユーロドル -87円
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 494,079口座(みんなのFXとLIGHT FXの合算)
デモ口座 あり

みんなのFXの特徴

  • 豊富な取り扱い銘柄数
  • スワップポイントが高い
  • システムトレードやバイナリーオプションの取り扱いあり

みんなのFXはトレイダーズ証券株式会社によって運営され、2010年からサービスの提供が始まった比較的新しいFX会社です。システムトレードの「みんなのシストレ」や、今では当たり前となった「スマホで本人認証」を先駆けて導入した会社であり、最近は暗号資産取引サービスの提供も始めています。

取り扱い通貨ペア数は30種類で、ドル円のスプレッドは「0.2円」、買いのスワップポイントは「175円」と比較的高い水準です。スイスフランやノルウェークローネ、ポーランドズロチなどのマイナー通貨も取り扱いがあり、幅広い取引ができることでしょう。

みんなのFXは取引数量によって最大40万円までキャッシュバック、時間限定でスプレッドが縮小されるなど、4つのキャンペーンが実施されています。定期的に内容は更新されるので、口座開設をする人はぜひ確認してみてください。

SBI FX トレード


出典:SBI FX トレード

※2023年3月6日現在

SBI FX トレード
取り扱い通貨ペア数 34種類
原則スプレッド
(注文数量により異なる)
ドル円 0.18pips
ユーロ円 0.48pips
ユーロドル 0.38pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 175円
ユーロ円 110円
ユーロドル -87円
最小取引単位 1通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 不明
デモ口座 あり

SBI FX トレードの特徴

  • ドル円スプレッドは最小レベル
  • 1通貨から取引可能
  • 取り扱い通貨ペア数も豊富

SBI FX トレードは、SBI証券やSBI VCトレードなどを運営し、オンライン取引で圧倒的な実績を誇るSBIグループに属する会社です。GMOクリック証券のFXネオや楽天証券の楽天FXとは違い、独立した専門の会社によって運営されています。

広告やSNSなどの広報活動に注力しており、FX関連の情報を調べていると、一度は社名を見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。

取り扱い通貨ペア数は34種類と比較的多く、ドル円の基本スプレッドは「0.18pips」、買いのスワップポイントは「175円」と優秀な数字です。特にスプレッドは他社の「0.2pips」を意識している様子が感じられます。また、最小取引単位は「1通貨」からとしており、数円から取引を始めることが可能です。

現在は取引高によってキャッシュバックがある、Amazonプライム3ヶ月分とAmazonギフトカードが2,000円分もらえるなど、複数のキャンペーンを提供しています。他とは異なるユニークなキャンペーンが多くあるので、詳細を確認してみてください。

ヒロセ通商 LION FX


ヒロセ通商 LION FX
取り扱い通貨ペア数 51種類
原則スプレッド
(時間帯によって異なる)
ドル円 0.2pips
ユーロ円 0.4pips
ユーロドル 0.3pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 75円
ユーロ円 70円
ユーロドル -136.8円
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 約32万口座
デモ口座 あり

ヒロセ通商 LION FXの特徴

  • 取り扱い通貨ペア数がもっとも多い
  • 時間帯によってスプレッドが変わるので注意
  • 魅力的なキャンペーンを実施

ヒロセ通商は2004年に設立された独立系のFX会社で、約32万の取引口座を抱えています。

取り扱い通貨ペア数は51種類と多く、さまざまな国の通貨を取引できます。ドル円のスプレッドは「0.2pips」と低いように思えますが、AM4:00~AM10:00の間は「7.9pips」とかなり開くので注意してください。

ドル円の買いのスワップポイントは「75円」と、他と比較すると低い数字です。マイナススワップも大きく、長期投資の方には向いていないかもしれません。

ヒロセ通商 LION FXの特徴に、取引数量によって必ず商品を受け取れるキャンペーンを提供していることがあります。公式サイトのトップページでも大々的にPRしているように、片道10万通貨以上の取引以上の方は、ヒロセ通商特製ラーメンなどの食品を受け取ることができます。

また、ヒロセ通商ではスキャルピングを公式で認めていることも特徴の一つです。スキャルピングとは短いスパンで何度も取引を行うことであり、FX会社によっては口座が凍結されることがあります。

スキャルピングを行うことで、必然的に取引量が多くなります。ヒロセ通商では短期で取引をしてキャンペーン商品をもらうような方法が、一番メリットがあるかもしれません。

セントラル短資FX

出典:セントラル短資FX

セントラル短資FX
取り扱い通貨ペア数 25種類
原則スプレッド ドル円 0.2pips
ユーロ円 0.4pips
ユーロドル 0.2pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 160円
ユーロ円 135円
ユーロドル -103円
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 206,132口座
デモ口座 なし

セントラル短資FXの特徴

  • 20年以上の実績があるFX会社
  • 口座開設でセントラル短資FX クラブオフに入会できる
  • スプレッドが比較的狭い

2002年に設立されたセントラル短資FXは、開設済み口座数20万超の中堅クラスのFX会社です。口座を作ることで、国内と海外の宿泊、レジャー、スポーツ施設などを優待価格で利用できる「セントラル短資FX クラブオフ」に入会することができます。

取り扱い通貨ペア数は25種類で、ドル円のスプレッドは「0.2円」、買いのスワップポイントは「160円」です。業界最狭水準のスプレッドと謳っているように、ユーロ円「0.4pips」メキシコペソ円「0.1pips」南アフリカランド円「0.3pips」など、非常に低く抑えられています。

セントラル短資FXでは「みらいチャート」というツールを提供しています。これはAIが過去チャートから未来の値動きを推測してくれるものです。手法と同様に絶対勝てるツールは存在しませんが、一つの判断材料にはなることでしょう。

セントラル短資FXでは、現在メキシコペソ円の取引高に応じてキャッシュバックされるキャンペーンを展開しています。メキシコペソは高いスワップポイントをもらうことができ、長期投資家の注目を集める通貨です。気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

トライオートFX


出典:トライオートFX

トライオートFX
取り扱い通貨ペア数 17種類
原則スプレッド
(自動売買は別途コストがかかる)
ドル円 0.3pips
ユーロ円 0.5pips
ユーロドル 0.3pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 170円
ユーロ円 120円
ユーロドル -100円
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 不明
デモ口座 なし

トライオートFXの特徴

  • 初心者でも使いやすい自動売買サービスを提供
  • スプレッドはやや広い
  • お得な取引キャンペーンを実施

トライオートFXは、インヴァスト証券株式会社によって運営される会社で、自動売買サービスに特徴があります。60%以上のユーザーが初心者であるように、これからFXを始めたいという人を中心に選ばれている会社です。

自動売買サービスでは、簡単なステップでひとまず始めたい初心者から、1からオリジナルの手法を作りたい上級者まで、幅広いトレーダーをカバーしています。取引結果がポートフォリオに反映されるので、取引の振り返りや改善も容易にできることでしょう。

スプレッドはドル円で「0.3pips」買いのスワップポイントは「170円」と良い水準ですが、自動売買の場合は別途費用がかかります。自動売買は取引の手間がかからないメリットがありますが、コストが余計にかかることを理解した上で利用してください。

現在トライオートFXでは、複数のキャンペーンを運営しています。中でも「ポンド/円、ポンド/米ドル、キャッシュバック金額無制限キャンペーン」は1万通貨から対象になり、条件を満たしやすいのでおすすめです。

IG証券

出典:IG証券

IG証券
取り扱い通貨ペア数 99種類
原則スプレッド
(時間帯によって異なる)
ドル円 0.2pips〜1.2pips程度
ユーロ円 0.5pips
ユーロドル 0.4pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 167円
ユーロ円 89円
ユーロドル -106円
最小取引単位 1万通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 不明
デモ口座 あり

IG証券の特徴

  • スプレッドは狭いが、時間帯によっては広がるので注意
  • 最小取引単位は1万通貨から
  • FX以外にも1万7,000銘柄以上を取り扱い

IG証券は、イギリスに拠点を置くIGグループの子会社で、FXやノックアウト・オプション、CFD、バイナリーオプションなど幅広い取引を提供していることが特徴です。中でもノックアウト・オプションは、損失を限定しながら利益を狙うことができるオプション取引であり、損切りが苦手な方にもおすすめできます。

取り扱い通貨ペア数は99種類と今回紹介する中でもっとも多いですが、ドル円のスプレッドは「0.2pips〜1.2pips」買いのスワップポイント「167円」と、他と比較するとやや見劣りする数字です。1日に何度も取引を行うトレーダーには向いていないかもしれません。

IG証券はFXや株式に関連するサービスを豊富に提供しています。銘柄は1万7,000銘柄以上あり、多くの取引チャンスを見つけられることでしょう。将来的にさまざまな取引を行っていきたい人は、ぜひ口座を開設してみてください。

DMM FX

出典:DMM株

※2023年3月6日現在

DMM FX
取り扱い通貨ペア数 21種類
原則スプレッド ドル円 0.2pips
ユーロ円 0.5pips
ユーロドル 0.4pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 177円
ユーロ円 107円
ユーロドル -87円
最小取引単位 1万通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 87万8,000口座以上
デモ口座 あり

DMM FXの特徴

  • スプレッドは狭め
  • さまざまな取引、分析ツールを提供
  • 最小取引単位は1万通貨から

DMM FXは2009年から始まったFXの取引サービスで、株式会社DMM.com証券によって提供されています。「DMM FX PLUS」「プレミアチャート」「取引通信簿」など幅広いツールや豊富なマーケット情報を提供していることに特徴があります。

取り扱い通貨ペア数は21種類と多くはないですが、ドル円のスプレッドは「0.2pips」買いのスワップポイントは「177円」と優秀な数字です。しかし、最小取引単位は「1万通貨」と他よりも多くの証拠金を必要とするので注意しましょう。

DMM FXのスマホアプリ「DMM FX」レビューは、App Storeで「☆4.2」Google Storeで「☆4.0」と、金融取引アプリの中では比較的高評価であることを確認できました。レビューを見ると、不具合に対して定期的にアップデートが行われ、利便性は日々改善されているようです。

楽天FX

出典:楽天証券

※2023年3月6日現在

楽天FX
取り扱い通貨ペア数 28種類
原則スプレッド ドル円 0.2pips
ユーロ円 0.5pips
ユーロドル 0.4pips
買いのスワップポイント
(1万通貨あたり)
ドル円 176円
ユーロ円 125円
ユーロドル -0.85ドル(約115円)
最小取引単位 1,000通貨
取引手数料 無料
開設済み口座数 800万口座以上(楽天証券口座)
デモ口座 あり

楽天FXの特徴

  • オンライン取引に強みのある楽天のFX会社
  • スプレッドは比較的狭い
  • 取引ツールが充実

楽天FXは、楽天証券が運営するFXの取引サービスです。楽天グループに属しており、取引10万通貨ごとに楽天ポイントを1ポイント貯めることができます。

取り扱い通貨ペア数は28種類と多めで、ドル円のスプレッドは「0.2pips」買いのスワップポイントは「176円」と、比較的良い水準です。最小取引単位も「1,000通貨」であり、低い証拠金から取引を始められる使いやすいFX会社といえるでしょう。

楽天FXを運営する楽天証券では、魅力的な口座開設キャンペーンを多く展開しています。普段楽天のサービスを利用している方は、ぜひ楽天証券での口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。

FXの取引シュミレーション

ここでは、FXでドル円を1万通貨を取引した時のシミュレーションを行っていきます。FX会社は「外為どっとコム」を使い、買いのスワップポイントは「180円」、スプレッドや利益に対する税金は加味しないものとします。

まず、「1ドル=130円」のときに1万通貨の買いポジションを持ちました。

レート:1ドル=130円

保有ポジション:1万通貨(買い)

含み益:0円

確定損益:0円

スワップポイント:0円

5日後に「1ドル=135円」となりましたが、まだ上がると思うのでさらに1万通貨を買い増しします。

レート:1ドル=135円

保有ポジション:2万通貨(買い)

含み益:50,000円

確定損益:0円

スワップポイント:900円(180円×5日)

8日後「1ドル=137円」となり、やや上昇の力が弱くなってきたと感じたので、最初に持ったポジションを決済することにしました。

レート:1ドル=137円

保有ポジション:1万通貨(買い)

含み益:20,000円

確定損益:70,000円

スワップポイント:1,980円{(180円×8日)+(180円×3日)}

10日後、やはり上昇の力が弱くなり「1ドル=136円」になったので、すべてポジションを精算することにします。

レート:1ドル=136円

保有ポジション:なし

含み益:0円

確定損益:80,000円

スワップポイント:2,340円{1,980+(180円×2日)}

最終的に為替差益「80,000円」と、スワップポイント「2,340円」が利益となりました。

今回最大2万通貨のポジションを持ちましたが、最低限の必要証拠金は「11万円」ほどです。このようにFXでは、値動きがあれば少ない証拠金でも大きな利益を狙うことができます。

FXで稼ぐための5つのコツ

続いて、FXで稼ぐ、儲けるために重要な5つのコツを紹介していきます。

FXで稼ぐためのコツ

  • FXを理解する
  • 手法に沿って取引する
  • 損切りルールを徹底する
  • 適正なレバレッジでポジションを持つ
  • 証拠金維持率を意識する

いずれもFXで稼ぎ続けていくために重要です。初心者から上級者になるまで、ここで紹介する5つは必ず意識し続けていきましょう。

FXを理解する

買いと売りの取引、成行・指値などの注文方法、儲けるための2つの方法、スプレッドなど、通貨ペアの値動きの傾向など、FXの基本的な用語やルールは必ず理解しておきましょう。また、テクニカル分析かファンダメンタルズ分析を元にした手法を確立させていく必要もあります。

とはいっても、最初から実相場で使いこなしていくことは難しいと感じる人も多いはずです。

まずはデモトレードやTrading Viewなどのツールを使って相場に触れて慣れることを意識していくといいでしょう。いずれのツールも一部機能が有料なことがありますが、基本的に無料でほとんどの部分を使うことができます。

用語やルールがわからないままで自分のお金を使って取引することは、退場を早める原因になります。面倒で遠回りに感じても、最初は自分のお金を使わずに相場に触れられる機会を設けるようにしてください。

手法に沿って取引する

FXでは、手法に沿った取引を心がけるようにしましょう。

FXで稼ぎ続けるトレーダーは、待ちの時間が圧倒的に多いです。常に変動する相場を観察し、自分の手法のタイミングになった時のみエントリーを行います。そして、エントリー後も同様に相場の観察を続け、利確・損切りのタイミングになった時に決済、基本的にこの作業の繰り返しです。

トレーダーはいつでも相場からお金を生み出せる、と考えている人もいるかもしれませんが、実際は大きく異なります。稼ぎ続けるためには、現在の相場に対して優位性のある状況にのみエントリーをしていくことが求められます。

損切りルールを徹底する

「損切り」とは、思惑と逆の方向に相場が動いてしまい、これ以上損失が大きくならないために、取引を決済をすることです。FXを続けていく上で、損切りは避けられません。

「プロスペクト理論」でも提唱されているように、人間には「損失を許容するが、利益の確定は早めに行いたがる傾向」があります。つまり、FXにおいては含み損は持ち続け、利益が出るとすぐに決済してしまう、ということがいえます。

手法から外れてしまった場合には、未練を持たずに早めに損切りすることが重要です。

損切りは誰しもが避けたいものですが、一度損失を確定することで、次のチャンスにまたエントリーすることができます。いくらのレートをつけたら、どのような形になったら、など損切りルールは必ず作るようにしてください。

出典:「FX/為替3分早わかり「実践トレード講座:『損切り』ができない コツコツドカン回避~プロスペクト理論」

適正なレバレッジでポジションを持つ

国内のFX会社では、レバレッジを最大25倍までかけることができます。しかし、最初から高レバレッジの取引は危険なので、初心者のうちは最大でも10倍程度に抑えるといいでしょう。

レバレッジは損失も利益も大きくなる、諸刃の剣のようなものです。多くの人がこのレバレッジを間違えたことで相場から退場しています。

ギャンブル的なトレードで数回は勝てることはあっても、1年、5年といった長期スパンで勝ち続けることはできないでしょう。また、高いレバレッジの取引は証拠金維持率が低下するため、各社の自動ロスカットラインにかかる可能性も高くなります。

FXでは適正なレバレッジで取引することを心がけましょう。

証拠金維持率を意識する

証拠金維持率は、以下の計算式で算出できます。

現在の有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100

例えば、レバレッジ最大25倍で取引口座に10万円あり、「1ドル=100円」の時に100万円分の買いポジション1万通貨分持った場合は、以下のようになります。

10万 ÷ 4万 × 100 = 250%

買ったドル円が「1ドル=96円」に値下がりしてしまった場合の計算式は、以下の通りです。

6万 ÷ 3.84万 × 100 = 156%

さらにドル円が値下がりし「1ドル93円」になってしまうと、証拠金維持率は以下のようになります。

3万 ÷ 3.72万 × 100 = 80.6%

証拠金維持率が100%を割ってしまう(含み損に対して口座資金が足りない状況)ことは、危険な状態を意味します。

一般的に、証拠金維持率は50%を割った時点で強制ロスカット(損切り)をするFX会社が多いですが、「みんなのFX」や「ヒロセ通商 LION FX」のように100%に設定しているところもあるので、必ず確認するようにしましょう。

FXでありがちな失敗5選

ここでは、FXでありがちな失敗5つをピックアップしました。

FXでよくある失敗

  • 通貨ペア選びを間違える
  • 根拠のないところでのエントリー
  • ハイレバレッジのトレード
  • マイナスのスワップポイント
  • 損切りができない

これらの失敗を避けて、長く勝ち続けられるトレーダーになっていきましょう。

通貨ペア選びを間違える

ドル円のように比較的値動きが安定している、ポンド円のように値動きが激しい、ユーロポンドのようにほとんど値動きがないなど、通貨ペアによってそれぞれ特徴が異なります。

思い通りの値動きがあったのにポジションが小さすぎて大して儲からなかった、逆方向に大きく動いてポジションが大きくてロスカットにあったなど、通貨ペアにあったポジションを取ることが必要です。

また、スプレッドにも注意しましょう。スプレッドは、一般的に取引人口の多い通貨ペアは狭く、マイナーな通貨ペアは広いです。スプレッドが広い通貨ペアの場合は、取引のたびに割高なコストを払い続けていかなければなりません。

根拠のないところでのエントリー

稼ぎ続けるFXトレーダーは、必ずエントリーポイントを絞って取引をしています。なんとなく今から上がりそう・下がりそう、値頃感からの逆張りなど、感覚を元にした取引は基本的にうまくいかないことを理解しておきましょう。

相場は上がるか・下がるかの2択であり、勘で値動きが当たることもあります。FXを始めたばかりの人がビギナーズラックで大きな利益を得ることもあるでしょう。しかし、ほとんどの人は5年以内には退場する厳しい世界です。

長く勝ち続けたいのであれば、相場での検証を重ねて自分の手法を確立し、優位性の高い状況での取引を重ねていかなければなりません。

出典:「FX投資家の約7割が1年以内に退場していた!FXをやめた理由第1位とは?」

ハイレバレッジのトレード

レバレッジをかけることで、自分の口座資金以上のポジションを持つことができ、資金効率よく取引することができます。手持ち資金が少ない個人投資家は積極的に活用していくべきですが、リスクも大きくなるので扱いには注意が必要です。

多くの国内FX会社では、証拠金維持率が100%を割った場合は「追証(証拠金不足分の入金)」を求められ、50%を割ると強制ロスカットが行われます。仕組み上、口座資金以上の損失を出すこともあります。

レバレッジは便利なものですが、仕組みや性質を理解した上で扱うようにしてください。初心者であれば最大10倍程度に止めておけば、大きな問題が起こる可能性は低いでしょう。

マイナスのスワップポイント

基本的に買いでスワップポイントをもらえる場合、売りではスワップポイントを支払わなければなりません。ドル円やユーロ円では買い、ユーロドルやポンドドルでは売りでスワップポイントをもらうことができます。

スワップポイントは表裏一体であり、ポジションを持っているだけで資金が減っていくことがあります。普段あまり取引しない通貨ペアのポジションを持つ時は注意してください。

損切りができない

損切りは相場で生き残り、次のチャンスにエントリーするためにも重要です。

含み損を抱えた時に、いつかは戻ってほしい、と神頼みに近い状況になってしまうことがあります。実際にそれで助かることもあるものの、さらに逆行した場合は、再起不能なほどの損失を抱え、最終的に相場から退場する結果を招きます。

実際に取引した方はわかると思いますが、人間には損失を許容する傾向があり、なかなか取引での損失を確定できないものです。FXではこうした心理にも向き合って取引していく必要があります。

FXでよくある質問

最後に、FXの初心者によくある質問と、それに対する回答をまとめました。

FXを始めるにはまず何をすべき?

FXを始めるには、まず口座開設が必要です。本人確認書類や銀行口座、メールアドレスを手元に用意して、各社の公式サイトより申し込みを行いましょう。

口座開設には審査を受ける必要がありますが、一般的にはそこまで厳しいものではなく、早ければ即日結果が出ます。審査に通ったら、銀行口座より入金して取引を開始できます。

FXでは口座資金(種銭)が多いほど稼ぎやすいですが、初心者のうちは数万〜数十万円程度で問題ありません。まずは、取引に慣れることを念頭に置きましょう。

FXで知っておくべき用語は?

FXの初心者が知っておきたい用語は以下の通りです。

・レバレッジ
・買い(取引)
・売り(取引)
・成行
・指値
・逆指値
・スワップポイント

現時点では説明できなくても、取引をしていく中で理解できるようになるでしょう。

初心者でもっとも大事なことは、取引を続け相場で生き残ることです。FXで長い期間稼げるようになるための道は長いですが、一歩ずつ進んでいきましょう。

FXは少額からでも始められる?

FXは数円、数百円程度の少額からでも始められます。

例えば、SBI FX トレードでは「1通貨」を最小取引単位としており、ドル円は「6円」から取引できます。また、外為どっとコムのように「1,000通貨」を最小取引単位としている会社でも、トルコリラは「290円」から取引可能です。

FX会社の中には「1万通貨」を最小取引単位としている会社もあります。なるべく小さい金額で始めたい人は「1通貨」「1,000通貨」から取引できる会社を選ぶようにしてください。

関連記事
FXを少額で始める5つのメリットからデメリット、流れまで紹介

FX口座は学生でも作れる?

FX口座は学生でも作ることができますが、どの会社も「18歳以上」もしくは「20歳以上」という年齢制限を設けています。原則17歳未満の人が口座を開設することはできません。

また、18歳から開設できる会社でも、18,19歳の場合は親権者の同意が必要です。本人確認のタイミングで別途書類の提出を求められるので、各社が定める方法に沿って対応してください。

レバレッジはどれくらいで取引すればいい?

初心者のうちは、最大10倍程度にしておくといいでしょう。

国内のFX会社では、最大25倍までレバレッジをかけられます。しかし、フルにレバレッジをかけてポジションを持つと、証拠金維持率が100%となります。一般的に100%以下は危険な状態であり、FX会社によっては強制ロスカットの対象になるので注意してください。

FXで借金をすることはある?

残念ながら、FXで借金をすることはあります。一定の証拠金維持率を割った場合に、FX会社より追証の入金を求められ、最悪の場合は強制ロスカットされます。

ただ、これはレバレッジについて理解できていない、ギャンブルのようなトレードをしたケースに限った話であり、適切なポイントで損切りできていれば問題ありません。

相場は常に動き続け、時に大きく動くことがあります。取引時は損切りラインを決め、相場を見られないときは、損失が拡大しないための逆指値をいれておくようにしましょう。

FXで出た利益の税金は取られる?

国内FX会社での利益は「先物取引に係る雑所得等」に分類され、一律「20.315%」の税金が取られます。株式のように特別口座があり、証券会社で申告は行ってくれませんので、注意してください。

しかし、FX含む先物取引に係る雑所得等の年間合計が20万円以下で、年間の給与額が2,000万円以下、給与を1ヶ所から受けその全部が源泉徴収の対象となる場合は、申告をする必要はありません。

出典:「FXに税金はかかるの?税率の計算方法から確定申告まで徹底解説」

まとめ

FXは身近な投資であり、数円程度の少額からでも始めることができます。短期で為替差益を狙う、長期でスワップポイントをもらう、などさまざまな投資方法があり、戦略次第では大きな利益を得ることもできるでしょう。

一方で、取引結果によってはマイナスになる可能性があることも理解しておかなければなりません。一般的な仕事でお金が減ることはほぼありませんが、FXでは頻繁に起こります。勝ちと負けを繰り返しながら、手元に利益を残していくのがトレーダーの仕事です。

FXはインターネット環境さえあれば、世界に開かれたマーケットと取引できる、魅力的な世界です。しかし、5年、10年の長期間勝つためには相応の努力を必要とします。ぜひ今日からFXを始め、勝ち続けられるトレーダーになっていきましょう。

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