クレジットカードを利用する場合、利用者や加盟店に手数料が発生することがあります。利用方法によって手数料の金額が異なるほか、状況によっては支払う必要のない手数料を要求されることもあるため、手数料の仕組みを把握しておくことが重要です。
そこで今回は、クレジットカードの手数料の仕組みや種類について解説します。
クレジットカードの手数料の仕組みと種類
クレジットカードの手数料について詳しく知るためには、前提となる契約関係について把握しておくと分かりやすくなります。
クレジットの契約は、契約する当事者の数によって「2者間契約」「3者間契約」「4者間契約」に分類され、クレジットカードの契約は3者間契約もしくは4者間契約に該当します。3者間契約の場合、次の3者が契約に関係します。
- 消費者(=カードを利用して支払いをする人)
- 販売会社(=代金支払いの代わりに商品・サービスを提供する販売会社)
- クレジット会社(=クレジットカードを発行してクレジットのシステムを提供する会社)
3者間契約では、消費者が販売会社で購入した商品やサービスなどの代金を、クレジットカード会社が立て替えて支払います。後日、消費者が立て替えてもらった分の代金をクレジット会社に支払います。
最近では、国際ブランドのクレジットカードが主流となっており、クレジットのシステムを提供するクレジット会社(=アクワイアラー)とは別に、クレジットカード発行会社(=イシュア―)が存在するケースがあります。この場合、4者間契約となります。
このような関係がある中で、クレジットカードの利用者(=消費者)は、商品やサービスの販売会社と売買契約を結びます。ここには手数料は発生しません。
同時に、消費者はクレジット会社またはクレジットカード発行会社と代金の後払いに関する「立替払契約」を結ぶことになり、この際に消費者は手数料(分割払い、リボルビング払い)を支払います。
一方、販売会社はクレジットのシステムを使って決済ができるよう、クレジット会社と「加盟店契約」を結び、この際に販売会社はクレジット会社に加盟店手数料を支払うことになります。
つまり、クレジットカードの手数料には、消費者がクレジット会社に支払う手数料と、販売会社がクレジット会社に支払う手数料(加盟店手数料)の2つがあります。
クレジットカードで利用者が払う手数料
クレジットカードの利用者が支払う手数料には、次のものがあります。
- ショッピング金利手数料
- キャッシング金利手数料
- 遅延損害金
- 年会費
- 事務手数料
- 据え置き払い(スキップ払い)
- 海外での「マークアップフィー」
- 税金の支払い
それぞれの手数料がどのようなものか解説します。
ショッピング金利手数料
ショッピング金利手数料とは、クレジットカードで商品やサービスを購入した利用者がクレジット会社に支払う手数料のことをいいます。
一般的に、3回以上の分割払い・リボ払いを利用する場合に、各クレジットカードの規定に応じた手数料が発生します。
一方、1回払いや2回の分割払い、ボーナス一括払いでのりようでは、ショッピング金利手数料が発生することはありません。
分割払い(3回以上)
クレジットカードを使って3回以上の分割払いによって商品やサービスを購入した場合、金利手数料が発生します。分割払いとは、利用料金と手数料の合計金額を、希望回数での均等払いに支払う方法です。
クレジットカードによって分割払いの手数料率は異なり、分割払いの支払回数ごとに手数料率が決められているのが一般的です。また、分割払いによる支払回数が多いほど、手数料率は高くなります。
例えばJCBの場合、分割払いごとの手数料率は次のように定められています。
- 3回:2.51%
- 5回:3.78%
- 6回:4.42%
- 10回:7.00%
- 12回:8.31%
- 15回:10.29%
- 18回:12.29
- 20回:13.64%
- 24回:16.37%
3回以上の分割払いを利用すると金利手数料が発生しますが、高額な商品を回数ごとの均等払いにて購入できるというメリットがあります。
リボ払い
クレジットカードのリボ払いを利用する場合も、金利手数料が発生します。
リボ払いとは「リボルビング払い」の略称で、クレジットカードの利用金額や利用件数に関係なく、毎月一定額ずつをクレジット会社に支払う方法です。
リボ払いの場合、各月の支払残高に対して手数料がかかり、リボ払いでの支払いが完了するまで手数料が発生し続けます。
リボ払いの手数料率もクレジットカードごとに異なるため、利用するクレジットカードの手数料率の確認が必要です。
例えば、JCBの場合はリボ払いの手数料率は実質年率8.04%~18.00% (条件やカード発行会社によって異なる)と設定されています。
リボ払いでは毎月の支払額を一定にできるため、直近の金銭的負担を軽減できるメリットがあります。
一方で、毎月の支払額が少ないと返済期間が長期化するほか、支払う金利も高くなるため、手数料がかさむというデメリットがあります。
キャッシング金利手数料
キャッシングとは、クレジットカードのサービスの1つで、設定されている上限金額まで現金を借りられるというものです。
その際に発生するのがキャッシング金利手数料です。
キャッシング手数料もクレジットカードごとに異なります。ただし、ショッピングでの分割払い・リボ払いと比較して金利が高く設定されているケースがほとんどですので注意しましょう。
遅延損害金
クレジットカードごとに設定された支払日において、利用金額の支払いができなかった場合に発生する手数料が遅延損害金です。
遅延損害金の金額はカード発行会社によって異なり、支払遅延が発生した月の利用金額に対して指定された手数料率によって算出されます。
支払いの遅延が起きた場合、遅延損害金の発生に加えて、信用情報に影響するケースもあるため、できるだけ早く支払うことが大切です。
年会費
年会費とはクレジットカードを利用するための手数料です。
クレジットカードの種類やランクによって年会費は異なります。一般カードでは年会費無料で利用できるものが多いですが、ゴールドランク以上のクレジットカードでは数千円から数万円の年会費がかかるケースが多い傾向にあります。
ランクが上がるにつれて年会費が高くなるのが嫌という人もいますが、受けられる特典や付帯保険などのサービスがその分充実するという利点もあり、場合によっては年会費分以上の還元が受けられることもあります。
年会費の安いクレジットカードが欲しい方は、編集部の執筆した年会費無料のクレジットカードについての記事もご確認ください。
事務手数料
クレジットカードを利用する場合、まれに事務手数料が発生するケースがあります。
クレジットカードの種類やカードランクによって異なりますが、例えば、紛失・盗難時にかかるカードの再発行手数料や解約時に解約手数料がかかることがあります。
他にも、ETCカードや家族カードを発行する際にかかる手数料も事務手数料に含まれます。
支払う手数料をできるだけ抑えたいのであれば、申し込む前に事務手数料が発生しないか会員規約等をよく確認しておくといいでしょう。
据え置き払い(スキップ払い)
クレジットカードで据え置き払いを利用する場合にも、金利手数料が発生します。
据え置き払いとは、ショッピングの1回払いの支払い月を先延ばしにできる支払い方法で、「スキップ払い」と呼ばれることもあります。
据え置き払いで先延ばしにできる月数や手数料率はクレジットカードによって異なりますが、例えばJCBの場合、最長6ヶ月先まで支払いを先延ばしにでき、手数料率は実質年率7.92%から18.00%に設定されています。
海外での「マークアップフィー」
海外でクレジットカードを利用すると、「マークアップフィー」という手数料が発生します。
これは海外でのショッピング利用に対して、各国際ブランドが定めている円換算レートに加え、各カード会社が設定する海外利用に対する所定の費用が加算されたものです。
要するに海外での決済時にかかる事務手数料ですが、特に為替レートが頻繁に変動するタイミングや変動しやすい通貨間でクレジットカードを利用した場合、カード会社で必要な処理が増えるため、マークアップフィーを設定する必要があるのです。
手数料率はカード会社、または対象通貨やタイミングなどによって異なりますが、利用金額の2%程度を想定しておくといいでしょう。
税金の支払い
クレジットカードでは、各種税金の支払いが可能です。
ただし、税金の納付にクレジットカードを利用する場合、納税者が手数料を負担する必要があります。
なお、決済手数料は国の収入にはなりません。具体的な金額の詳細は後述します。
利用者が注意したい手数料
クレジットカードを利用する場合は、リボ払いの手数料に注意しましょう。
先述のとおりリボ払いでは利用金額に対して毎月一定金額を支払います。リボ払いの他に、ミニマムペイメントといった名称やカード会社ごとに独自の呼び方があります。
リボ払いの手数料の注意点は次の2つです。
- 手数料率が高い
- 支払回数が多いほど手数料負担が大きくなる
JCBの例を挙げると、リボ払いの手数料率は実質年率8.04%~18.00%となっています。JCBでの5回の分割払いの手数料率が3.78%であることからもその違いは明確です。
また、リボ払いでの手数料は毎月の支払残高に対して支払日ごとに発生するため、支払回数が多くなるほど手数料がかさんでしまいます。
何より毎月の支払額が一定であるため、手数料コストがかさむことに気付きにくいのがリボ払いの怖いところでもあります。
リボ払いを利用する場合は、クレジットカードの手数料規約を必ず確認したうえで、無理のない範囲で利用するよう心がけましょう。
クレジットカードの手数料がいくらになるのかケース別で解説
クレジットカードにかかる具体的な手数料の金額をケース別で解説します。
- 3回以上の分割払い手数料
- リボ払いの手数料
- 据え置き払いの手数料
- キャッシングの金利手数料
- 遅延損害金
- マークアップフィー
- 税金納付の手数料
具体的な例として、10万円のショッピングやキャッシングをベースに各手数料を計算します。各手数料はJCBの公式サイトを参考にシミュレーションしています。
3回以上の分割払い手数料
JCB公式サイト内の支払シミュレーションにて計算したところ、支払残高100,000円に対して、手数料の合計は2,286円(手数料の実質年率は15.00%、1ヶ月目1,027円、2ヶ月目838円、3ヶ月目421円)となり、支払総額は102,286円となりました。
仮に5回払いにした場合、手数料の合計金額は3,557円となり、3回払いと比較すると1,271円も高くなります。
ちなみに、手数料は日割りにて計算されるため、支払日の日数ごとに変動します。また、手数料は支払残高に対して発生するため、残高が少ないほど手数料も少なくなるという仕組みです。
リボ払いの手数料
リボ払いでは、支払残高100,000円に対して、月々の支払額が20,000円の場合、手数料の合計は3,524円(手数料の実質年率15.00%、1回目の手数料から順に1,027円、1,019円、764円、460円、254円)となり、支払総額は103,524円となりました。
仮に支払月額を10,000円にした場合、手数料の合計は6,636円となり、20,000円を支払う場合と比較すると3,112円も高くなります。
リボ払いは支払月額を一定にすることで月々の負担は抑えられるものの、、支払回数が多くなるほど手数料負担が大きくなり、最終的に総支払金額が一括払いよりも大きくなるという特徴があります。
できるだけ手数料を抑えたい場合は、繰り上げ返済をするかリボ払い以外の支払方法を検討する必要があります。
据え置き払いの手数料
据え置き払いでは、支払残高100,000円に対して、支払いを3ヶ月先延ばしにした場合、手数料は3,750円(手数料の実質年率15.00%)で支払総額は103,750円となります。
支払月を最長の6ヶ月まで先延ばしにした場合、手数料は7,500円となり、3ヶ月のスキップ払いと比較して2倍の手数料となります。
キャッシングの金利手数料
キャッシングの場合、手数料率の実質年率を18.00%としてシミュレーションします。
100,000円のキャッシングを利用してリボ払いで返済する場合と1回払いで返済する場合で手数料が異なります。
毎月20,000円のリボ払い返済では手数料(利息)の合計が5,660円(実質年率18.00%、1回目の支払いから順に2,663円、1,223円、917円、552円、305円)となり、支払総額は105,660円となりました。
なお、毎月10,000円のリボ払い返済の場合、手数料は9,394円となり、毎月20,000円のリボ払い返済と比較すると3,734円も手数料が高くなります。
一方、1回払いでの返済では、手数料が2,663円(実質年率18.00%)、支払総額は102,663円となり、リボ払い返済と比較しても3,000円~6,700円程度手数料(利息)を抑えることができます。
遅延損害金
JCBの個人向け会員規約によれば、約定支払い日に支払いができなかった場合、約定支払額に対して完済するまでの日割り計算で手数料が発生することになっています。
各手数料率は次のとおりです。
- ショッピング1回払い、ショッピングリボ払い:年率14.60%
- キャッシング1回払い、キャッシングリボ払い:年率20.00%
- ショッピング2回払い、ボーナス1回払い、ショッピングスキップ払い:法定利率
法定利率とは文字通り法律によって定められた利率で、クレジットカードのショッピングでの遅延損害金の利率の上限が14.60%、キャッシングでの利率の上限が20.00%と決まっています。
なお、遅延損害金は以下のように計算します。
- 元金×遅延損害金の利率÷365日×支払日から遅れた日数(支払日の翌日から完済日までの日数)
それぞれ、年率が14.60%の場合と20.00%の場合で100,000円の支払いが7日遅れた場合の遅延損害金を計算すると次のようになります。
- 年率14.60%:100,000円×14.60%÷365日×7日=280円
- 年率20.00%:100,000円×20.00%÷365日×7日=385円(小数点以下切り捨て)
マークアップフィー
マークアップフィーは、クレジットカードの国際ブランドやカード発行会社によって異なります。
例えば、セゾンカードでの各国際ブランドのマークアップフィーは次のようになります。
- VISA:2.20%(税込)
- Mastercard:2.20%(税込)
- JCB:2.15%(税込、JCBのレート1.6%+セゾンカードのレート0.55%)
- American Express:2.00%
上記のレートが、利用データが集まったタイミングでの為替レートに加算されて日本円に換算されます。
税金納付の手数料
消費税や自動車重量税などの税金をクレジットカードで支払う際の決済手数料は国税庁の公式Webサイトに金額が記載されています。
- 納付税額1円~10,000円:決済手数料83円
- 納付税額10,001円~20,000円:決済手数料167円
- 納付税額20,001円~30,000円:決済手数料250円
- 納付税額30,001円~40,000円:決済手数料334円
- 納付税額40,001円~50,000円:決済手数料418円
また、上記以上の納税額となる場合は決済手数料が加算されます。詳しくは「国税クレジットカードお支払サイト」で確認できます。
クレジットカードで手数料が取られない方法
クレジットカードを利用する際に手数料を取られたくない場合は、やはりリボ払いや分割払い、据え置き払い、キャッシングなどを利用しないことです。
「自分は利用しないから大丈夫」という人でも、クレジットカードの中には申込時からリボ払いに設定されているカードもありますので、きちんと事前に内容を把握し、会員規約を確認することが重要です。。
また、次の支払方法は手数料が発生しません。
- 2回払い
- ボーナス1回払い
2回払い
クレジットカードの分割払いで手数料が発生するのは、基本的に3回以上の支払回数となる場合です。
そのため、一括払いや2回の分割払いを選択した場合、支払残高に対して手数料が発生しません。
ボーナス一括払い
クレジットカードで据え置き払いを選択すると手数料が発生しますが、ボーナス一括払いを選択すると手数料は発生しません。
ボーナス一括払いとは夏や冬のボーナスが入った時期にまとめて支払いができる方法です。
クレジットカードによってカードの利用と支払いのタイミングが異なるため、利用する前に確認しておきましょう。
クレジットカードの手数料の規約違反
クレジットカードの手数料に関しては、いくつもの規約が設定されています。中には、日常において遭遇しやすい状況が規約違反であるケースも存在します。
例えば、次に挙げる状況が手数料の規約違反に該当します。
- クレジットカードの決済手数料を客負担にする
- ランチタイムなど時間帯でカード利用を不可にする
それぞれのケースについて解説します。
クレジットカードの決済手数料を客負担にする
商品やサービスの販売店、つまりクレジットカードの加盟店は、クレジットのシステムによる決済を導入するために、クレジットカード会社またはクレジットカード発行会社に対して加盟店手数料を支払っています。
そして、販売店の利用者がクレジット決済を利用する際に、加盟店手数料を上乗せして請求する行為は、契約上の規則違反に該当します。
上記の行為を「チャージオン」といい、クレジットカードではなく現金払いでの決済を要求する行為と合わせていずれも規約に反します。
ランチタイムなど時間帯でカード利用を不可にする
飲食店や居酒屋などでは、ランチタイムにリーズナブルなランチメニューを提供しているお店もあります。
一般的には店舗側がクレジットカード会社に支払う決済手数料は3~10%設定されており、ただでさえ客単価が下がりやすいランチでは、クレジットカードを使ってほしくないと考える店舗もあります。
しかし、売上に対する手数料の割合が大きくなったとしても、ランチタイムのみクレジットカードを利用させない行為は契約上の違反行為となります。
もしも店舗負担の手数料を請求されたら?
そもそも、販売店側が支払うべき手数料を利用者が支払う必要は全くありません。
仮に、先述のような状況に遭遇した場合は、現金での支払いや購入を中止し、後でカード会社に店舗側の違反を報告することもできます。
クレジットカード加盟店(店舗)にかかる手数料
クレジットカードの加盟店はクレジットシステムを利用するために、クレジット会社に手数料を支払っています。
ここでは、店舗側が支払う手数料について解説します。
手数料の内訳
店舗側が支払う手数料は次のとおりです。
- 加盟店手数料
- 決済代行会社の利用手数料
店舗側がクレジットのシステムを利用したい場合、クレジット会社またはクレジット発行会社に対して加盟店手数料を支払います。
店舗でクレジットカードを利用した決済が行われた場合、クレジット会社による建て替えの後、利用者がクレジット会社に対して利用金額を支払います。
その後、店舗側はクレジット会社への請求を行いますが、その際に加盟店手数料が差し引かれた金額が店舗に入金される仕組みです。
加盟店手数料は3%程度が多い傾向にありますが、店舗の規模や業態などによって変動します。
また、ネットショップの場合、店舗とクレジット会社の間に決済代行会社が入るケースが多くなります。
ネットショップ運営では、各クレジット会社と契約できますが、クレジットカードの種類が多いために、かなりの手間と時間がかかります。
決済代行会社が間に入ることで、契約をまとめられるほか、売上を一括で入金してもらえるようになります。
そのためネットショップでは、クレジット会社への加盟手数料に加え、決済代行会社に対して利用手数料を支払うことになります。
手数料がかかっても店舗がカード決済を導入する理由
上記のように、店舗側もクレジットカードの手数料を支払う必要がありますが、それでもカード決済を導入するのは大きなメリットがあるためです。
具体的には次に挙げるメリットがあります。
- 店舗の利用客を増やせる
- 購入単価がアップする
- 現金のやり取りによる負担を減らす
店舗の利用客を増やせる
メリットの1つが、店舗の利用客数の増加が期待できることです。
近年キャッシュレス決済が一般に浸透しつつあり、現金を持ち歩かない消費者が増加しています。そのため、店舗での買い物時はクレジットカード決済が可能かどうかが重要視されるようになっています。
また、海外からの観光客にとっても世界で使用できるクレジットカードを持って入れば日本円との両替が必要なくなります。
クレジットカードが利用できることで、利用客が増える可能性があるということです。
購入単価がアップする
次のメリットは、購入単価がアップする可能性があることです。
クレジットカード1枚あれば、現金を保有していなくても支払いができるため、想定よりも高い商品やサービスを購入しやすくなります。
また、分割払いやリボ払いなど、利用者の状況に応じた支払方法を選択できることから、高額商品が売れやすくなるのも利点でしょう。
現金のやり取りによる負担を減らす
直接現金でのやり取りが減るということもメリットです。
店舗の締め作業での精算の負担が減るほか、レジにかかる人件費・待ち時間の削減にもつながりやすいといえます。
また、偽造紙幣が利用されるリスクを減らせるのもメリットです。
クレジットカードの導入は、来客数や単価を上げるほかにも店舗内の負担やリスクの軽減に大きく貢献します。
年会費は無料のカードを選ぼう
クレジットカードでの手数料をできるだけ減らすためには、年会費無料のカードを選択するといいでしょう。
特におすすめなのが次の3つのカードです。
- 三井住友カード(NL)
- JCB CARD W
- dカード
三井住友カード(NL)
出典:三井住友カード(NL)
運営会社 | 三井住友カード株式会社 | ||
---|---|---|---|
年会費 | 永年無料 | 申し込み資格 | 満18歳以上 ※高校生を除く |
ポイント還元率 | 0.5%~7%※ | 電子マネー スマホ決済 |
iD(専用) WAON Apple Pay Google Pay PiTaPa |
ポイント使用例 | Vポイント Amazonギフト券 (Vポイント) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 (利用付帯) |
国際ブランド | 追加カード | 家族カード:年会費永年無料 ETCカード:年会費550円(税込)(初年度無料) ※前年1回の利用で翌年無料 |
※iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。
※商業施設内にある店舗などでは、一部ポイント付与の対象となりません。
※一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※通常のポイントを含みます。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※Google Pay™ で、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
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ナンバーレスで安心して利用できる
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上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
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※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
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JCB CARD W
出典:JCB CARD W
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | ||
---|---|---|---|
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ポイント還元率 | 1.00%~10.50% ※最大還元率はJCB PREMO に交換した場合 |
電子マネー スマホ決済 |
QUICPay Apple Pay Google Pay |
ポイント使用例 | JCBギフトカード スターバックスカード (Oki Dokiポイント) |
付帯保険 | 海外旅行保険(利用付帯) ショッピング保険(海外) |
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新規入会&MyJCBアプリへログインのうえApple Pay・Google Pay・アプリ利用(Appleメディアサービス・Google Playストア)で利用すると、ご利用合計金額の20%をキャッシュバック。
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dカード
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年会費 | 無料 | 申し込み資格 | 18歳以上 |
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ポイント還元率 | 1.00%~4.50% | 電子マネー スマホ決済 |
iD 楽天Edy Apple Pay |
ポイント使用例 | VJAギフトカード スターバックスカード (dポイントクラブ) |
付帯保険 | 海外旅行保険(29歳以下) 国内旅行保険(29歳以下) ショッピング保険 |
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クレジットカードの手数料とはうまく付き合おう
クレジットカードの手数料には利用者が支払うものと、加盟店が支払うものがあります。
手数料の種類はさまざまありますが、とくに利用者はリボ払いを始めとした支払い方法によって利息が発生し、場合によっては支払額が大きく膨らむこともあります。
カードを持つなら年会費無料での一回払いがコストがを抑えることができます。
手数料とうまく付き合うことができれば、クレジットカードを使って快適なショッピングが可能になります。逆に内容を把握せずにカード決済を行うと、経済的な負担が増してしまうケースもあります。
クレジットカードを利用する際は、手数料を必ず把握して、自分に合った利用方法や返済方法を選択しましょう。
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