お金ない、助けて!という時のための対処法や救済方法、支援制度

お金がなくて困っている場合に、どのように行動するかによってその後の負担は大きく異なります。しかし、どのような方法によって対処できるのか、救済されるのか、わからない方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、助けてほしいほどお金がなくて困っている方に向けて、お金がない場合の対処法や救済方法、支援制度などを紹介するので、参考にしてください。

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ローン名

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即日キャシングしたい方
ローンが
初めての方
在籍確認を
避けたい方
無利息期間を
選びたい方
お得に返済
していきたい方
審査時間
最短20分
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

最短20分
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

最短18分※1

最短25分

最短30分
金利
4.5%~17.8%

3.0%~18.0%

3.0%~18.0%

4.5%~18.0%

3.0%~18.0%
借入上限額
500万円

800万円

800万円

500万円

800万円
借入方法 ネット振込
スマホATM
コンビニ・提携ATM
プロミスATM
電話
振込
アコムATM
提携ATM
振込
スマホアプリ
アイフルATM
提携ATM
振込
SBI新生銀行カードローンATM
スマホATM
提携ATM
振込
提携ATM
スマホATM取引
返済方法 ネット返済
口座振替
スマホATM
提携ATM
プロミスATM
銀行振込
ネット返済
アコムATM
提携ATM
振込
口座振替
口座振替
振込
スマホアプリ
アイフルATM
提携ATM
ネット返済
口座振替
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SBI新生銀行カードローンATM
提携ATM
振込
口座振替
ATM
振込返済
ネット返済
ポイント返済
無利息期間
30日

最大30日間
(※適用条件:アコムでのご契約がはじめてのお客さま)

30日

最大180日

なし
返済期間
最長6年9か月
(80回)

最終借入日から最長9年7ヵ月
(100回)

最長14年6か月

(151回)

最長5年
(60回)

最長最長60回(5年)。
ただし、返済能力その他の事情にかんがみ、合理的な理由があるとSMBCモビットが認めた場合には、最長106回(8年10ヶ月)
申込条件 ●18歳以上74歳以下
●安定した収入がある
●高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)不可
※お申込時の年齢が18歳および19歳の場合は、収入証明書類のご提出が必須となります。」
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
●安定した収入がある
※高校生不可
●満20歳~
●安定した収入がある
●満20歳~70歳
●安定した収入がある方
●20歳以上74歳以下
●安定した定期収入がある
※収入が年金のみの方はお申込いただけません。
担保・保証人 不要 不要 不要 不要 不要
返済日 5日・15日・25日・末日 35日ごと
指定日
口座振替のみ6日
35日ごと
指定日
指定日 5日・15日・25日・末日
ATM利用手数料
プロミスATM:無料
提携ATM:110円~220円

アコムATM:無料
提携ATM:110円~220円

アイフルATM:無料
提携ATM:110円~220円

SBI新生銀行カードローンATM:無料
提携ATM:110円~220円

三井住友銀行ATM:無料
提携ATM:110円~220円
公式
サイト
公式サイト
公式サイト
公式サイト 公式サイト
公式サイト

※1 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。

お金を借りるさまざまな方法

どうしてもお金を借りなければならない場合、以下について確認する必要があります。

お金を借りるさまざまな方法
  1. 公的貸付制度が利用できないか確認
  2. 公的な手当、年金、給付が利用できないか確認
  3. 住居、生活に関する支援制度が利用できないか確認
  4. 生命保険の契約者貸付が利用できないか確認
  5. 従業員貸付制度がないか確認

上記の方法が利用できなかった場合は、カードローンでの融資を受けたり、クレジットカードのキャッシングを利用したりして、お金を借りることになります。

それぞれの制度や方法がどのようなものなのか、解説します。

公的貸付制度が利用できないか確認

お金を借りる必要がある場合は、最初に公的貸付(融資)制度が利用可能か確認してください。

公的貸付(融資)制度とは、国が設けた生活困窮者救済のための制度です。収入が低い世帯や退職などによって生活が苦しいときにお金を借りられる可能性があります。

公的貸付制度の利用の可否を確認した方がいいのは、金融機関や貸金業者からの借入よりも金利が低く設定されているほか、返済の据置期間が設定されている場合もあり、返済負担を大きく軽減できるからです。

公的貸付制度として、次のような名目で貸付を受けられます。

公的貸付制度の名目
  • 生活福祉資金貸付制度
  • 総合支援資金、緊急小口資金貸付
  • 求職者支援資金融資制度
  • 母子父子寡婦福祉資金貸付
  • 教育一般貸付

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度は、各市区町村の社会福祉協議会が行う貸付制度で、貸付対象となるのは、低所得者世帯、障害者世帯、高齢者世帯のいずれかです。

社会福祉協議会から貸し付けられる資金には、「総合支援資金」「福祉資金」「教育支援資金」「不動産担保型生活資金」の4種類があります。このうち、総合支援資金と福祉資金に含まれる緊急小口資金については、別途詳細を解説します。

それぞれの資金は借入目的によりさらに細かく分類されており、福祉費や教育支援費、就学支度金などの資金があります。それぞれの貸付条件などは次のとおりです。

種類 貸付限度額 据置期間 償還期限 利子 保証人
福祉費 580万円以内※1 貸付日から6ヶ月以内※2 据置期間経過後から20年以内 保証人がいる場合は無利子、いない場合は年1.5% 原則必要だが、いなくても貸付は可能
教育支援費 高校:月3.5万円以内

高専:月6万円以内

短大:月6万円以内

大学:月6.5万円以内

卒業後6ヶ月以内 据置期間経過後20年以内 無利子 不要※3
就学支度費 50万円以内 卒業後6ヶ月以内 据置期間経過後20年以内 無利子 不要※3
不動産担保型生活資金 土地の評価額の70%程度

月30万円以内※4

契約終了後3ヶ月以内 据置期間終了時 年3%または長期プライムレードのいずれか低い方の利率 必要※6
要保護世帯向け不動産担保型生活資金 土地建物の評価額の70%程度※5

生活扶助額の1.5倍以内※4

契約終了後3ヶ月以内 据置期間終了時 年3%または長期プライムレードのいずれか低い方の利率 不要

※1、資金の用途に応じて上限目安金額を都度設定
※2、分割での借入の場合は最終貸付日から6ヶ月以内
※3、世帯内で連帯借受人が必要
※4、貸付期間は借受人の死亡時までの期間または貸付元利金が貸付限度額に達するまで
※5、集合住宅の場合は評価額の50%程度
※6、推定相続人のなかから選任

いずれの資金も金利が低く設定されているため、返済にかかる負担を軽減できるのが特徴です。

ただし、公的な貸付制度では提出書類が多いことに加え、貸付までに時間がかかるデメリットがあります。また、貸付に対して審査があるため、お金を借りられないケースがある点には注意が必要です。

総合支援資金、緊急小口資金貸付

総合支援資金と緊急小口資金貸付とは、先述した生活福祉資金貸付制度に含まれる貸付資金の種類のことをいいます。

総合支援資金には、生活を再建するまでに必要な生活費用を貸し付ける「生活支援費」、住居の賃貸契約締結に必要な資金を貸し付ける「住居入居費」、生活再建や就職・転職前提の技能習得に必要な経費、対応中の公共料金などの建て替え費用などを貸し付ける「一時生活再建費」の3つの資金があります。

また、緊急小口資金貸付では、緊急かつ一時的に生活が困難になった場合に、国から少額の資金の貸付を受けられます。

各資金の貸付条件などは次のとおりです。

種類 貸付限度額 据置期間 償還期限 利子 保証人
生活支援費 2人以上で月20万円以内、単身で月15万円以内※1 最終貸付日から6ヶ月以内 据置期間経過後から10年以内 保証人がいる場合は無利子、いない場合は年1.5% 原則必要だが、いなくても貸付は可能
住居入居費 40万円以内 貸付日から6ヶ月以内※2 据置期間経過後から10年以内 保証人がいる場合は無利子、いない場合は年1.5% 原則必要だが、いなくても貸付は可能
一時生活再建費 60万円以内 貸付日から6ヶ月以内※2 据置期間経過後から10年以内 保証人がいる場合は無利子、いない場合は年1.5% 原則必要だが、いなくても貸付は可能
緊急小口資金 10万円以内 貸付日から2ヶ月以内 据置期間経過後12ヶ月以内 無利子 不要

※1、貸付期間は原則3ヶ月(最長12ヶ月)
※2、生活支援費とあわせて貸付を受けている場合、生活支援費の最終貸付日から6ヶ月以内

こちらの資金も低金利での借入が可能ですので、条件を満たす場合は利用を検討するといいでしょう。

求職者支援資金融資制度

求職者支援資金融資制度とは、職業訓練受講給付金の受給予定者を対象に厚生労働省が実施する貸付制度です。

給付金だけでは訓練中の生活費が足りない場合に利用でき、条件次第で最大60万円~120万円が貸し付けられます。

なお、担保人や保証人は不要、貸付金利は年利3.0%ですが、貸付には労働金庫(ろうきん)の口座が必要で、未保有の場合は開設手続きが必要です。また、貸付手続きは住んでいる地域を管轄するハローワークにて行います。

こちらも金利が低いため、条件を満たす場合は利用を検討しましょう。

母子父子寡婦福祉資金貸付

母子父子寡婦福祉資金貸付制度とは、20歳未満の児童を扶養する配偶者のいない男女・寡婦などが対象の貸付制度です。

貸付される資金に次の種類があります。

資金の種類 内容
事業開始資金 事業を開始するのに必要な設備・什器・機械などの購入資金
事業継続資金 現在営む事業を継続するために必要な商品・材料などを購入する運転資金
修学資金 高等学校、高等専門学校、大学などに就学させるための授業料・書籍代・交通費などに必要な資金
技能習得資金 自ら事業を開始または会社に就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金
修業資金 事業を開始または就職するために必要な知識技能を習得するために必要な資金
就職支度資金 就職のために直接必要な服・履物・通勤用自転車などを購入する資金
医療介護資金 医療または介護を受けるために必要な資金
生活資金 知識技能を習得、医療や介護を受けている間、母子・父子家庭になって間もない人や失業している人の生活を安定・継続させるための資金
住宅資金 住宅の建設、購入、補修、保全、改築、増築のために必要な資金
転宅資金 住宅を移転するための住宅賃借に際し必要な資金
就学支度資金 就学・修業するために必要な服などの購入資金
結婚資金 母子・父子家庭で扶養する児童や寡婦が扶養する20歳以上の子の婚姻に際し必要な費用

無利子もしくは年利1.0%程度で借入可能な点が魅力です。制度への申請や問い合わせは地方公共団体の福祉担当窓口で行います。

貸付条件は借入目的などによって異なるため、男女共同参画局または各市町村のWebサイトで確認してください。

教育一般貸付

教育一般貸付とは、「国の教育ローン」と呼ばれている貸付制度で、日本政策金融公庫および沖縄振興開発金融公庫が実施しています。

教育資金としてさまざまな使途で利用できるのが特徴で、海外の学校にも対応可能です。

貸付上限額は350万円、固定金利の年利1.95%、返済期間は18年以内、在学期間中は利息のみの支払いも可能です。

教育一般貸付の利用する場合、子どもの数に応じた世帯年収の上限が設定されています。

子どもの数 世帯年収の上限額
1人 790万円(所得600万円)
2人 890万円(所得690万円)
3人 990万円(所得790万円)
4人 1,090万円(所得890万円)
5人 1,190万円(所得990万円)

また、世帯年収の上限額が990万円まで緩和される要件もあり、多くの世帯で利用しやすい制度となっています。

融資対象は、修業年限が6ヶ月以上(海外の教育施設は3ヶ月以上)で中学校卒業以上の生徒を受け入れる教育施設となっています。

なお借入時は、連帯保証人を付帯、もしくは公益財団法人教育資金融資保証基金による保証制度の利用を選択し、連帯保証人を付帯する場合は進学者・在学者の4親等以内の親族にしなければなりません。

詳細は、最寄りの日本政策金融公庫支店または公式サイトで確認してください。

公的な手当、年金、給付が利用できないか確認

公的貸付制度が利用できない場合は、公的な手当や年金、給付が利用できないかを確認しましょう。

公的な手当・年金・給付には次のようなものがあります。

公的な手当・年金・給付
  • 傷病手当金
  • 障害年金
  • 生活保護

これらは貸付ではなく給付されるお金です。返済する必要がないため、有意義に使うことができます。

それぞれの詳細について解説します。

傷病手当金

傷病手当金とは、病気などで休業している間の被保険者とその家族の生活を保障するための制度で、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。

具体的には、健康保険の被保険者が病気・怪我の影響で働けずに会社を3日連続で休んだ上で、4日目以降に会社に休んだ日に対して支給されます。

傷病手当金の1日当たりの金額は次のとおりです。

  • 支給開始日の以前12ヶ月間の各標準報酬月額を平均した額÷30日×(2/3)

なお、支給開始日以前の期間が12ヶ月未満の場合、支給開始日前の継続した各月の標準報酬月額の平均額または30万円を標準報酬月額として算出します。

支給期間は会社を休んだ最初の3日間を除き4日目から通算1年6ヶ月(支給開始日が令和2年7月1日以前の場合は支給開始日から最長1年6ヶ月)です。

ただし、以下に該当する場合、傷病手当金の一部または全部が調整されます。

傷病手当金の一部または全部が調整されます
  • 給与の支払いがあった場合
  • 障害厚生年金または障害手当金を受けている場合
  • 老齢退職年金を受けている場合
  • 労災保険から休業補償給付を受けていた(受けている)場合
    ※それぞれの金額が傷病手当金よりも少ない場合は差額の支給あり

障害年金

障害年金とは、病気や怪我によって生活・仕事が制限されるようになった場合、現役世代も含めて受け取れる年金を指します。

障害年金には2種類があり、病気・怪我で初めて医師の診療を受けた際に国民年金に加入している場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入している場合は「障害厚生年金」を受け取れます。

障害基礎年金の受給要件は次のとおりです。

障害基礎年金の受給要件
  • 障害の原因となった病気・怪我の初診日が国民年金加入期間または20歳前または日本国内に居住する60歳以上65歳未満で国民年に加入していない期間
  • 障害の状態が障害認定日に障害等級表に定める1級または2級に該当している
  • 初診日前日に初診日がある月の前々月までの被保険者期間で、国民年金の保険料納付済期間と保険料免除期間をあわせた期間が3分の2以上ある

障害基礎年金額は障害等級1級で97万2,250円、2級で77万7,800円に子の加算額を加えた金額になります。この加算額は子2人までは1人につき22万3,800円、3人目以降は子1人につき7万4,600円です。

また、障害基礎年金の請求時期には、障害認定日による請求と事後重症による請求とがあり、障害認定日での請求では障害認定日の翌月から、事後重症による請求では請求日の翌月から障害年金を受給可能です。

障害厚生年金は、厚生年金に加入している期間に、初診日のある病気・怪我で障害基礎年金の1級または2級に当たる障害の状態になった場合に、障害基礎年金に加えて支給される年金です。

また、障害等級が2級に該当しない場合は3級の障害厚生年金が支給されるほか、初診日から5年以内に病気・怪我が治り、軽い障害残った場合は障害手当金(一時金)が支給されます。

障害厚生年金の受給要件は次のとおりです。

障害厚生年金の受給要件
  • 厚生年金保険の被保険者である間に、障害の原因となった病気・怪我の初診日があること
  • 障害の状態が障害認定日に障害等級表に定める1級から3級のいずれかに該当している※
  • 初診日の前日に、初診日がある月の前々月までの被保険者期間で、国民年金の保険料納付済期間と保険料免除期間をあわせた期間が3分の2以上ある
    ※ただし障害認定日に障害の状態が軽くても、その後に症状が重くなった場合は障害厚生年金を受け取れる場合あり

障害等級ごとの障害厚生年金額は次のとおりです。

障害等級ごとの障害厚生年金額
  • 1級:報酬比例の年金額×1.25+[配偶者の加給年金額(22万3,800円)]
  • 2級:報酬比例の年金額+[配偶者の加給年金額(22万3,800円)]
  • 3級:報酬比例の年金額※最低保証額58万3,400円
    ※配偶者の加給年金額は、被保険者に生計を維持する65歳未満の配偶者がいる場合に加算

なお、報酬比例の年金額の詳細は日本年金機構の公式Webサイトで確認してください。

生活保護

生活保護とは、資産や能力などをすべて活用しても生活に困窮する人を対象に、必要な保護と健康で文化的な最低限度の生活の保障、自立の助長をするための制度です。

申請窓口は住んでいる地域を管轄する福祉事務所の生活保護担当です。

なお、生活保護には扶助の内容によって種類分けされています。具体的な種類分けは次のとおりです。

生活を営む上で必要な費用 扶助の種類 支給される内容
日常生活に必要な費用(食費・被服費・光熱費など) 生活扶助 食費などの個人的費用、光熱水道費などの世帯共通費用を合算して算出。特定世帯に加算あり。
アパートなどの家賃 住宅扶助 定められた範囲で実費を支給
義務教育を受けるための学用品費 教育扶助 定められた基準額を支給
医療サービスの費用 医療扶助 費用は直接医療機関へ支払い
介護サービスの費用 介護扶助 費用は直接介護事業者へ支払い
出産するための費用 出産扶助 定められた範囲内で実費を支給
主楼に必要な技能の習得などにかかる費用 生業扶助 定められた範囲内で実費を支給
葬祭費用 葬祭扶助 定められた範囲内で実費を支給

生活保護を受けるために要件を満たす必要があります。生活保護は世帯単位で実施され、世帯全員が資産・能力などあらゆるものを生活維持のために活用することを前提となります。

支給される保護費は、厚生労働大臣が定める基準によって算出される最低生活費に世帯収入が満たない場合に支払われます。

住居、生活に関する支援制度

公的融資や公的な手当や年金、給付が利用できない場合、住居・生活に関する支援制度の利用を検討しましょう。

支援制度には次のようなものがあります。

住居・生活に関する支援制度
  • 住居確保給付金
  • 公営住宅
  • 住宅セーフティネット制度
  • フードバンク

住居確保給付金

住宅確保給付金とは、一定の要件を満たした場合に実際の家賃額が原則3ヶ月支給される制度です。

給付の対象となるのは次のケースです。

給付の対象となるケース
  • 主たる生計維持者が離職・廃業後2年以内である、もしくは個人の責任・都合によらず給与などを得る機会が離職・廃業と同程度まで減少している
  • 直近月の世帯収入合計額が市町村民税の均等割が非課税となる額の1/12(以下、基準額)と家賃の合計額を超えていない
  • 現在の世帯の預貯金合計額が、基準額の6ヶ月かつ100万円を超えない
  • 条件を満たす求職活動※を行っている
    ※求職活動について、離職・廃業後2年以内の場合はハローワークへの求職申込と職業相談、企業への応募面接が必要。
    ※求職活動について、給与などを得る機会が減少している場合は、生活再建への支援プランに沿った活動が必要。

支給額は住んでいる市区町村や世帯の人数、世帯収入額によって異なります。例えば、東京都特別区の場合、世帯人数1人で支給上限額は5万3,700円、2人で6万4,000円、3人で6万9,800円となります。

詳しくは社会福祉協議会などで確認してください。

公営住宅

公営住宅とは、住宅に困窮する低額所得者に対して、低廉な家賃で供給される住宅のことをいいます。

原則として同居している、または同居しようとする親族がいることや、収入が基準を下回ることなどが申込の条件となります。また、当該都道府県や市町村の在住・在勤していることや、その他地域によって独自の入居条件が定められているケースもあります。

ただし、特例措置として60歳以上の高齢者や障害者は単身でも入居できるほか、収入基準が一部緩和される場合があります。

住宅の規模や立地、収入によって家賃は異なりますが、一般的な家賃と比較してかなり安いというのがメリットです。

一方、誰でも入居できるわけではないほか、築年数が古い公営住宅ではエレベーターなどの施設がなく、住みにくさを感じられるケースもあるでしょう。

住宅セーフティネット制度

住宅セーフティネット制度とは、住宅確保要配慮者の入居を拒否しない住宅として登録された民間賃貸住宅を、要配慮者に提供する制度です。

要件を満たした登録住宅には、改修費などの支援があるほか、要配慮者への居住支援などがあります。

登録住宅は都道府県などが広く情報提供を行い、要配慮者が賃貸人に居住の申込ができるようになっています。

この制度における住宅確保要配慮者(要配慮者)とは、低額所得者・被災者・高齢者・障害者・子育て世帯などを指し、このうち低額所得者とは政令月収が15万8,000円以下の世帯となります。

住宅セーフティネット制度を利用するメリットは、要配慮者であっても入居しやすく、連帯保証人を付帯できない場合でも家賃保証サービスを受けられる点です。

また、入居相談や生活相談などのサポートを受けられるほか、家賃や保証料の減免や補助が受けられるのも魅力です。

一方、デメリットとしては、築年数の長さや居室面積の狭さなど、希望通りの住宅が見つかるとは限らない点や、キッチン・バス・トイレが共同の住宅もあるため、プライバシーが確保しきれない点などが挙げられます。

フードバンク

フードバンクは包装の破損や過剰在庫、印字ミスなど、安全にもかかわらず流通できない商品を企業から譲り受け、支援を必要とする施設・団体・生活困窮世帯などに無料提供する活動のことをいいます。

日本では食品ロスが問題となっており、まだ食べられる食べ物の排気量が年間600トンを超えているのが現状です。

また、日本における貧困世帯の増加に対する生活の支援が急務となっていることもあり、全国各地にあるフードバンク団体が食糧支援を行っています。

利用団体によってフードバンクによる支援の受け方が異なるため、住んでいる地域のフードバンク団体に問い合わせる必要がありますが、ひとり親家庭や緊急的に困窮している方などが利用可能です。

生命保険の契約者貸付

これまでに解説した公的融資や支援、給付制度などが利用できない場合は、民間の制度の利用を検討しましょう。

民間でお金を借りられる可能性がある制度や仕組みの1つに、生命保険の契約者貸付があります。

契約者貸付とは、生命保険を契約している場合に、解約返戻金の範囲内でお金を借りられる仕組みです。保険料の支払い状況や保険プランの解約返戻金の金額によって、借りられる金額は変動します。

保険会社によりますが、金利は年利2%から6%程度となるケースが多く、金融機関よりも低金利で借りられます。また、保険料から貸付が行われるため、利用時の審査は必要ありません。

一方、契約者貸付の返済が滞ると、一括返済や保険の解約につながるケースがあるため注意が必要です。

また、借入中に保険金の支払いが発生する状況になった場合、借入金額が保険金から相殺される点にも注意しましょう。

掛け捨てタイプの生命保険への加入では、契約者貸付を利用できない可能性もあるので、詳細は保険会社に確認しましょう。

従業員貸付制度がないか確認

勤務先の会社に従業員貸付制度があれば、会社からお金を借りられる可能性があります。

従業員貸付制度とは、企業が福利厚生の一環として自社に勤務する社員に貸付を行う制度です。

利用条件は企業によって異なり、雇用形態や勤続年数、連帯保証人(付帯が必須)などを条件にしているケースが多い傾向にあります。

また、貸付制度は福利厚生であり、給与の前借りではありません。返済は、会社指定の方法で行われます。

利用手続きも会社によって異なるので、上司や経理、総務などに相談してみてください。

カードローンで融資を受ける

お金を借りたい場合は、カードローンを利用するのもいいでしょう。

カードローンとは、金融機関や貸金業者が提供する個人向けの貸付サービスで、担保や保証人を用意せずに借入ができます。

また、ギャンブルや投資を除けば使用目的が自由で、契約の限度額内であれば繰り返しお金を借りられます。

一方、公的制度と比較して金利が高めに設定されており、上限金利は18.0%程度となります。

また、約定返済額(月々の最低返済額)での返済を続けると、完済までに利息を多く払うことになり、実際に借りた金額を超えるケースもあるため、注意が必要です。

金利をとにかく抑えたい方は、編集部が執筆したカードローン低金利の記事もご確認ください。

銀行や信金

銀行や信用金庫では、先述のカードローン以外に、住宅ローン・自動車ローン・教育ローン・フリーローンなど、さまざまなローン商品を提供しています。

目的別ローンは金利が低めに設定されており、住宅ローンでは1%未満、教育ローンや自動車ローンでは高くて3%~5%程度で、返済負担を軽減できるのが魅力です。

一方、利用目的を証明する書類の提出が必要になります。また、本来の目的以外に借入金を使用できないほか、繰り返し借入ることもできません。

さらに、審査が厳しい傾向があり、場合によってはお金を借りられない場合があります。

審査は厳しいものの、金利が低めの銀行で借りたい方は銀行カードローンおすすめの記事もご確認ください。

信販会社

信販会社でもお金を借りられる可能性があります。

信販会社でお金を借りる場合は、カードローンやクレジットカードのキャッシング、目的別ローンを利用できます。なおカードローン・キャッシングの金利は高く、目的別ローンは金利が低くなります。

また、借入の申込には審査が実施され、結果次第ではお金が借りられないケースもあります。

なお、信販会社のカードローンは審査時間が長く、お金を借りるまでに時間がかかるため注意しましょう。

大手消費者金融

大手消費者金融とは、事業規模が大きい貸金業者のことです。次の消費者金融を指すことが多いといえます。

個人向けの小口融資を得意としており、融資までの時間が短いため、早ければ申込即日に融資を受けられるのが特徴です。

また、初回利用で無利息になるサービスや、多様な返済場所を提供するなど、利用者しやすいサービスとなっているのも魅力です。

一方、金利は高く、大手消費者金融5社での上限金利は年利18.0%程度です。

お金は借りやすいですが、金利が高くなるため、計画的な利用・返済が必要ですので注意してください。

中小消費者金融

事業規模が小さい貸金業者を中小消費者金融といい、カードローンや目的別ローン、借り換えローンなどを提供しています。

中小消費者金融では独自の審査基準を設けており、大手消費者金融では審査に通らない場合でも、借入ができる可能性があります。

また、即日融資やインターネットでの申込が可能な業者もおり、幅広い方が利用しやすくなっています。

ただし、金利は20%近くになっている貸金業者もいるため、返済の負担は大きくなりやすいでしょう。

クレジットカードのキャッシング

クレジットカードのキャッシングサービスでもお金を借りられます。

クレジットカードには、現金を借りられるキャッシング枠を設定でき、指定口座への振込かATMでの引き出しによって、キャッシングを利用できます。

なお、キャッシングとカードローンは似ていますが違うものです。キャッシングはクレジットカードに付帯しているサービスの1つであり、カードローンは現金借入専用のサービスです。

借入限度額は、カードローンでは数十万円から数百万円を借入られますが、キャッシングは多くて数十万円程度です。

返済方法では、カードローンはATMやコンビニ、店頭などさまざまな方法で返済できますが、キャッシングでは1回払いまたはリボ払いでの返済方法を選択しなければなりません。

なお、キャッシングの金利は高く、消費者金融のカードローンと変わらない水準であるため、本当に困っている際に借りてすぐに返済することをおすすめします。

最短即日融資可能な大手消費者金融の主要5社

ここでは最短即日融資が可能な大手消費者金融5社を紹介します。

最短即日融資が可能な大手消費者金融5社
  • プロミス
  • アコム
  • アイフル
  • SMBCモビット
  • レイク

プロミスは最短20分で融資


出典:
プロミス

運営会社 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
申込方法 WEB完結
(フリーコール、無人契約機も可)
融資スピード 最短20分融資
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
無利息期間 30
金利 4.5%~17.8%
借入上限額 500万円
提携ATM セブン銀行、ローソン銀行、イーネットなど
開催中のキャンペーン
利用限度額の増額で最大100,000円相当のVポイント付与
ネット会員サービスから増額申請し手続きまで完了した場合に抽選で3,000名にプレゼント
2023年3月1日~2023年5月31日まで
 

公式サイトはこちら

プロミス
おすすめポイント
  • 審査時間は最短20分
  • インターネットで借入・返済が完結
  • カードレスで誰かに見られる心配なし

プロミスでは申込から最短20分で審査が完了するため即日融資が可能です。

インターネットで申込・審査・借入・返済まですべて手続きできるので、プロミスの店舗やATMなどを利用する必要はありません。

また、ローンカードなしで契約可能なため、消費者金融を利用していることが誰かにバレることもありません。誰にも知られずに即日での借入を利用したい方におすすめです。

※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコム最短3秒で借入可能か診断


出典:
アコム

 

運営会社 アコム株式会社
申込方法 WEB完結
(自動契約機、電話、郵送も可)
融資スピード 最短20
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
無利息期間 最大30日間
※適用条件:アコムでのご契約がはじめてのお客さま
金利 3.0%~18.0%
借入上限額 1万円~800万円
提携ATM 三菱UFJ銀行、セブン銀行、イーネットなど
開催中のキャンペーン
なし

公式サイトはこちら

アコム
おすすめポイント
  • 3秒スピード診断で借入可能か確認できる
  • スマートフォン1つで申込・融資まで完結可能
  • 初回限定30日間無利息

アコムでは審査が最短20分で完了するため、申込すぐの融資が可能です。
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

3秒スピード診断(前審査)によって借入ができるかどうかをすぐに判断できるほか、スマートフォン1つで申込から融資まで完了するのもポイントです。

また、初回利用時限定で金利が30日間無料にあるサービスも提供しており、消費者金融が初めての方でも利用しやすくなっています。

アイフル最短18分で融資※1


出典:
アイフル

運営会社 アイフル株式会社
申込方法 WEB完結
(自動契約機、お電話も可)
融資スピード 最短18分※1
無利息期間 初めての方なら最大30日間
金利 3.0%~18.0%
借入上限額 800万円
提携ATM セブン銀行、ローソン銀行、イーネット、イオン銀行など

※1 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。

開催中のキャンペーン
【お友達紹介】10,000円分のVプリカをプレゼント
・ご紹介いただいた「お知り合いの方」が初めてご契約されることが条件。
 お一人様ご紹介毎に、10,000円分のVプリカをプレゼント。
※具体的なキャンペーン適用条件については、公式サイトをご確認ください

現金5,000円をプレゼント
・初めてご契約されるお客様で、専用ページから申込みを行い、ご契約時に利用限度額を「30万円以上」に設定し、ご契約完了時点でWEBからご本人名義の金融機関口座の振替登録を済ませているお客様が対象。

公式サイトはこちら

アイフル
おすすめポイント
  • 最短18分で審査完了※1
  • 専用アプリで簡単に借入できる
  • 郵送物が発生しないため安心して利用できる

アイフルでは最短18分で審査が完結するので※1、申込当日中の借入が可能です。

アイフルがリリースしている専用アプリをダウンロードすれば、スマートフォンがローンカード代わりになるため手軽に借入・返済ができるほか、申込や利用状況の確認も簡単にできます。

初回利用時30日間無利息で利用できるため、お金が必要だけれど近日中に返済できる目処がついている方におすすめです。

※1 お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。

SMBCモビットWEB完結!



出典:
SMBCモビット

運営会社 三井住友カード株式会社
申込方法 WEB完結
(三井住友銀行のローン契約機、電話も可)
融資スピード 最短即日融資※
無利息期間 -
金利 3.0%~18.0%
借入上限額 1万円~800万円
提携ATM セブン銀行、ローソン銀行、イーネットなど

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

開催中のキャンペーン
LINEポイントを100ポイントプレゼント
・初めてLINEとSMBCモビットをID連携された方が対象。

公式サイトはこちら

SMBCモビット
おすすめポイント
  • 指定口座・書類があればWeb上で申込が完結
  • カンタン3ステップで借入が可能
  • Web完結なら電話確認や郵送物なし

SMBCモビットなら申込から最短30分で審査が完了するため、即日融資が可能です。

三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行の口座を持っている場合、Web上で手続きが完了する「WEB完結」を利用可能。電話確認・郵送物が発生しないなど、借入時の不安を解消できます。

申込・審査・契約と3ステップで借入できるようになるほか、24時間いつでも借入できるのもうれしいポイントです。全国に約12万台設置されたATM(2022年4月現在)を利用できるため、返済もしやすいサービスとなっています。

レイク無利息期間が長く少額融資に対応

出典:レイク 

運営会社 新生フィナンシャル株式会社
申込方法 WEB完結
(自動契約機、電話も可)
融資スピード 最短即日融資 
※21時(日曜日は18時)までのご契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込みが可能です。
一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

無利息期間 180日間※2
金利 4.5%~18.0%(実質年率)
借入上限額 1万円~500万円
提携ATM セブン銀行、ローソン銀行、イーネットなど


※2≪180日間無利息の注釈≫※初めてなら初回契約翌日から無利息※無利息期間経過後は通常金利適用。※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可。※ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります。※契約額1万円~200万円まで≪貸付条件≫融資限度額 1万円~500万円貸付利率 4.5%~18.0%ご利用対象 年齢が満20歳以上70歳以下の国内に居住する方,ご自分のメールアドレスをお持ちの方,日本の永住権を取得されている方遅延損害金(年率) 20.0%ご返済方式 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビングご返済期間・回数 最長5年、最大60回必要書類 "運転免許証※収入証明(契約額に応じて、新生銀行フィナンシャルが必要とする場合)担保・保証人 不要※商号:新生フィナンシャル株式会社※貸金業登録番号:関東財務局長(10) 第01024号 日本貸金業協会会員第000003号

 
開催中のキャンペーン
【Web限定】①お借入れ額全額 60日間 利息0円
・レイクではじめてのご契約なら無利息期間が①②から一つ選べます。
②お借入れ額のうち5万円まで 180日間 利息0円
・レイクではじめてのご契約なら無利息期間が①②から一つ選べます。
※具体的なキャンペーン適用条件については、公式サイトをご確認ください

公式サイトはこちら

レイク
おすすめポイント
  • 最短25分で審査完了
  • 初めての利用で60日間利息0円
  • 借入診断サービスなら最短15秒で結果が分かる

レイクは申込から最短25分で審査が完了します。当日21時までに契約手続きが完了した場合、当日中の借入金振込が可能です。

また、初回利用時にインターネットから申込むと、60日間利息0円と借入の5万円まで180日間利息0円のいずれかを選べるのもレイクの特徴です。

さらに、借入診断サービスを利用すれば最短15秒で借入可能か確認可能。急いで借入が必要な方に優しいサービスとなっています。

お金を借りる場合の注意点

実際にお金を借りる際は、以下の点に注意しましょう。

お金を借りる場合の注意点
  • 利息に注意
  • 月々の支払い額に注意
  • 返済計画を立てる

利息に注意

お金を借りる場合、利息を把握することが重要です。

例えば、カードローンで10万円の借入、金利(年利)18.00%の場合、1年間の利息は18,000円(10万円×18.00%)となります。

ただし、実際には完済までの期間によって利息は変動します。

10万円を返済した期間ごとの日割りの利息は次のとおりです。(※便宜上、1ヶ月30日で計算)

10万円を返済した期間ごとの日割りの利息
  • 1ヶ月で返済:10万円×18.0%÷365日×30日=約1,479円
  • 3ヶ月で返済:10万円×18.0%÷365日×90日=約4,438円
  • 6ヶ月で返済:10万円×18.0%÷365日×180日=約8,876円
  • 12ヶ月で返済:10万円×18.0%÷365日×365日=18,000円

このように、完済までの期間が短いほど、利息も少なくなります。仮に金利の低い借入であれば、利息はさらに減らせることになります。

公的貸付(融資)制度を利用した場合、無利息または1.5%程度の負担で済むため、消費者金融のカードローンよりも利息を大きく減らせるのです。

なお、法律上の上限金利は、利息制限法、出資法とも20%までとなっているので、正規ルートでの借入で金利が20%を超えることはありません。

ただし、20%近い借入では、返済負担が大きく異なるため、できるだけ金利の低い借入方法を優先することが大切になります。

月々の支払い額に注意

借入時には月々の返済額にも注意が必要です。

月々の返済金額を多くするほど、完済までの期間が短くなり、利息負担を軽減できるからです。

例えばカードローンでは、約定返済額(毎月返済する最低金額)が定められていますが、それ以上の金額で返済できます。

金利18.0%で10万円を借りた場合の返済月額・返済期間・返済総額は次のようになります。

借入金額 月々の返済金額 返済期間(返済回数) 返済総額
10万円 4,000円 2年8ヶ月(32回) 126,194円
10万円 5,000円 2年(24回) 119,712円
10万円 10,000円 1年(12回) 109,106円

このように、返済月額を増やすほど、返済期間は短縮され、返済総額も少なることを理解しておきましょう。

ただし、返済額を増やし過ぎると生活費などが足りなくなる場合がありますので、無理なく返済できる金額を考えましょう。

返済計画を立てる

お金を借りる場合は、返済計画を必ず考えましょう。

返済計画を明確にしていなければ、将来的な返済に無理がきてしまうためです。理想的な返済計画とは、次のポイントを押さえたものです。

返済計画の立て方
  • 借入や返済が現実的
  • 借入の完済時期が明確
  • 月の返済額と返済日程が明確

現実的な金額での返済によって、返済日程と完済時期が明確であるなら、借入をしても無理なく返済していくことができます。

返済計画は次の手順で考えましょう。

返済計画を立てる手順
  1. 借入残高の確認
  2. 完済時期の目標を設定
  3. 目標完済時期に対する毎月の返済額の確認
  4. 現状の収入・支出金額の確認
  5. 無理なくねん出できる返済額の計算
  6. 完済目標に対する返済額とねん出可能な返済額の差を確認
  7. 完済目標に対する返済額のねん出方法の検討
  8. 実際の返済額と現実的な完済時期を設定

返済計画を立てる場合は、金融機関や消費者金融の公式サイトにある返済シミュレーションを利用しましょう。借入金額と金利に対し、返済月額・返済回数などを試算できるため、返済計画の参考にできます。

借金の返済でお金がない場合は債務整理も検討する

借金返済で手元に現金がない場合は、次の方法を検討するのをおすすめします。

借金返済で手元に現金がない場合は、次の方法を検討
  • おまとめローン
  • 社金減額診断
  • 債務整理

それぞれ詳しく解説します。

おまとめローン

おまとめローンとは、複数の業者でローンを利用している場合に、借入先を一本化するためのローンのことです。

低金利のローンでまとめられれば、返済にかかる金利を下げられるほか、返済を月1回にまとめられたり、信用情報が整理できたりするメリットがあります。

ただし、金利が必ず下がる保証はないほか、場合によっては支払層が置くが増える可能性もあるため、注意が必要です。

一般的にはおまとめ専用のローンを利用するか、カードローンをおまとめ目的で利用することで、借入を一本化できるようになります。

借金減額診断

借金減額診断とは、借金の減額が可能か、どれくらい減額できるかをインターネット上で診断してくれるサービスです。

具体的には、借金を減らせる額に加えて、過払い金請求の可否、借金を減らす最適な方法を確認できます。また、ここでいう「借金を減らす方法」というのは、債務整理のことを指します。

借金減額診断は弁護士事務所の公式サイトなどにあり、無料で利用できるため、どなたでも減らせる金額や減らす方法を確認可能です。

ただし、診断時には氏名とメールアドレス、電話番号などの連絡先の記入が必要で、診断後には弁護士事務所から連絡がくる場合があり、借金減額についてのヒアリングが実施されるケースもあります。

また、あくまでもシミュレーションを行うだけで、実際の金額とはズレが起こるケースもあるため注意しましょう。

債務整理とは?

先述した債務整理とは、借金の減額や免責、支払い猶予のための手続きです。

債務整理の方法には次のものがあります。

任意整理 弁護士や司法書士などの専門家に債権者との交渉を委託して、債務額の確定と支払い可能な返済月額の合意により、借金を返済していくための手続
破産手続 債務が払えない状態において、債務を免除してもらうことを目的に裁判所で行う手続
個人再生手続 債務の返済に困っている場合に、一定額の返済を条件に残りの債務の免除をしてもらうことを目的に裁判所で行う手続
特定調停 債権者との間に裁判所が入り、債務額の確定と支払い可能な返済月額の合意により、借金を返済することを目的に裁判所で行う手続

債務整理を行った場合、5年程度は新たな借入ができなくなる可能性がありますが、借金が減額・免責される可能性があります。

借金の金額や債務者の希望などにより、最適な債務整理の方法は異なるため、弁護士事務所や司法書士事務所などに相談しましょう。

本当にお金が無い時に即日で現金を作る

お金に困っている場合は、借金以外の方法でお金を作ることも検討しましょう。次のような方法で即日でお金を作れる可能性があります。

即日で現金を作るアイデア
  • 個人間取引で売る
  • リサイクルショップで売る
  • 質に入れる

個人間取引で売る

即日で現金を工面する方法の1つが、個人間取引の活用です。

個人間取引とは、消費者と消費者によるインターネット上の売買取引で、インターネットオークションやフリーマーケットアプリなどを経由して取引されます。

近年ではインターネットの高速化やデバイスの進化、ヤフオクやメルカリなどサービスが提供されるなど、個人間取引がしやすい環境になっています。

売り手は簡単に現金を入手でき、買う手は欲しいものが安く買えるため、現在では個人間取引が活発に行われています。

各サービスのアカウントさえあれば利用できるので、売却できそうで状態がいいものや、ニーズがあるものがあれば、個人間取引を利用して売却しましょう。

リサイクルショップで売る

リサイクルショップを利用すれば、即日でお金を工面できます。

不要になった家電や洋服など歯、リサイクルショップに持ち込めば買い取ってもらえます。

また、査定に出す時期や説明書・ケースなどの付帯品がちゃんと残っているなど、不用品の状況によって高額査定となるケースもあります。

質に入れる

保有物を質に入れても、現金を工面できます。

質屋で質入れ(保有物を預ける)すれば、お金を借りられるからです。

質入れできるのは貴金属やブランド物などで、返済期限までに借入元金と利息を完済すれば質入れした品物は手元に戻り、完済できなければ預けた品物は質流れ品として質屋で販売されます。

返済できない場合に質入れしたものを失うだけで済むのが、質に入れる次第のメリットです。急な事情でお金が必要になった場合は、利用を検討してみましょう。

本当にお金がない時でもやってはいけないNG行動

お金なくて困っていても、次に挙げることは絶対にしてはいけません。

やってはいけないNG行動
  • ギャンブルで一攫千金を狙う
  • 闇金(ヤミ金)で借りる
  • 個人間融資掲示板は闇金
  • クレジットカードの現金化

ギャンブルで一攫千金を狙う

お金がなくても、ギャンブルで一攫千金を狙ってはいけません。

ほとんどのギャンブルにおいて、勝って利益を得られる根拠がないからです。

日本のギャンブルは法理で還元率が決まっています。例えば競馬や競輪、競艇などの公営競技の還元率は約75%です。これは、掛け金の75%が賭けた人に還元されるということを意味します。

つまり、ギャンブルでお金をかける機会が多いほど、資金は減っていくのです。

馬券や舟券が当たる可能性はゼロではないため、一発逆転はあり得るかもしれませんが、当たるという根拠がなく、当たるまで手持ちの資金が持つ保証もありません。

また、自己破産を申請する際、ギャンブルが原因での借金は免責不許可事由に該当する可能性があり、自己破産が認められない場合があります。

お金を稼ぐためにギャンブルをするのは絶対にやめましょう。

闇金(ヤミ金)で借りる

闇金でお金を借りるのも絶対にNGです。

闇金(ヤミ金)とは、行政への登録なしで貸金業を行う貸金業者や、貸金業法を遵守しない貸金業者のことをいいます。

闇金を利用すると、法外な金利を請求されたり、激しい取り立てをされたり、借入とは別に金銭を請求されたりするなどの被害に遭う恐れがあります。

闇金からお金を借りる行為は、自分自身を苦しめるだけですので、絶対に利用してはいけません。

個人間融資掲示板は闇金

個人間融資掲示板も利用は避けましょう。

最近では、インターネット上に個人間融資のやりとりを行う掲示板が設置されており、実際に金銭が賃借されています。

個人間の金銭の貸借は違法ではありませんが、特にお金を貸す側として継続的に利用している場合、解釈次第で違法性が問われる恐れがあります。また、インターネット上で顔が見えないため、トラブルにつながることも考えられるでしょう。

さらに、個人間融資掲示板には闇金業者が入り込んでいるケースもあり、個人情報を流出される、金品を要求されるなどの被害に遭う可能性があります。

個人間融資掲示板の利用は危険ですので、利用しないでください。

クレジットカードの現金化

クレジットカードの現金化もNG行動の1つです。

クレジットカードの現金化とは、クレジットカードで購入した商品を業者が買い取ったり、商品と交換で業者がキャッシュバックしたりして、現金を手にする行為です。

現金化自体は違法ではありません。現金化が目的なのか、返品などにやむを得ない事情ナノか、区別がつきにくいためです。

しかし、クレジットカードの利用規約に抵触する恐れがあります。現金化が発覚した場合は、クレジットカードの強制解約や利用金額の一括返済を求められるケースもあります。

また、悪意のある業者によって犯罪や詐欺に巻き込まれる恐れもあるため、クレジットカードの現金化はやめましょう。

違法業者の見分け方

以下は違法業者の特徴をまとめたものです。

違法業者の見分け方
  • 登録業者として金融庁のWebサイトに記載されていない
  • 貸付金利が20%を超える
  • 審査なし、免許証だけで貸付可能とうたう
  • 登録番号を教えない
  • 自社のWebサイトで登録番号を詐称している

1つでも当てはまる場合は、違法業者である恐れがあります。事前に必ず確認することが大切です。

お金がない状況から抜け出すには継続的な収入が生まれる仕組みを作ろう

お金がない状況が生まれないようにするためには、継続的な収入が発生する仕組みを作ることが大切です。

具体的な方法には次のようなものがあります。

継続的な収入が発生する仕組みを作るアイデア
  • 単発アルバイトをする
  • スキルを売る
  • 生活の見直し、節約をする
  • 副業する
  • ポイ活やクーポンを活用する
  • 積立投資をする

単発アルバイトをする

継続収入を得るきっかけとしておすすめなのは単発アルバイトです。

単発アルバイトであれば、働いた分の給与の一部もしくは全部が近いうちに得られる可能性があります。

一方、一般的なアルバイトの場合、給与の支払いがあるのは翌月以降になるケースが多いです。単発アルバイトで当面の生活費などを用意しつつ、さらなる継続収入を目指しましょう。

スキルを売る

継続的な収入を得るには、スキルを売るのもおすすめです。

個人や法人のニーズに応えられるスキルを持っている場合、継続的な仕事につながる可能性があります。

最近では、ココナラやクラウドワークスなど、自分のスキルを販売できるサービスが提供されており、単発的な取引で収入を目指せるほか、信頼を積むことで継続収入も期待できます。

生活の見直し、節約を

仕事探しに加えて、生活の見直しや節約について考えるのもおすすめです。

現状の生活習慣を少し見直すだけで、支出を減らせる可能性があるためです。

特に、固定費の見直しができれば大きな節約効果が期待できます。家賃の安い家への引っ越しや携帯電話のプラン変更、通信費や保険の見直しなどができないか確認してみましょう。

副業する

継続的な収入を目指すのであれば、副業も有効な手段です。

副業としてできることの一例は次のとおりです。

副業の例
  • ブログアフィリエイト
  • SNSアフィリエイト
  • 株式・FXなどのトレード
  • せどり
  • フリマアプリでの物品販売
  • Webライター
  • 動画編集
  • プログラミングなど

勤務先の規定によって副業が禁止されていなければ、副業で収入を得ることに何の問題もありません。

ただし、情報商材や詐欺まがいの行為に勧誘する広告もあるため、注意が必要です。

ポイ活やクーポンを活用

継続収入を得る手段として、ポイ活やクーポンを活用するのもおすすめです。

ポイ活とは、ポイントサイトやアンケートサイトに登録し、アンケートへの回答やサービスへの無料登録など、規定の行動によってポイントを貯めることを指します。

ポイントは電子マネーや現金などに交換可能で、生活費にプラスできます。

また、クーポンを活用すれば、普段利用する店舗やサービスなどを割引価格で利用できるため、節約につながります。

積立投資をする

収入を増やす方法の1つが投資です。なかでも、無理なくコツコツと投資して継続収入を得たい場合は、積立投資がおすすめです。

積立投資とは、毎月一定額を同じ銘柄に投資し続ける投資手法をいいます。

積立投資でおすすめしたいのが投資信託への投資です。運用をプロに任せられるため、知識が乏しくても投資しやすいことに加えて、投資リスクも抑えられるためです。

ただし、短期的な収益化には向いていません。また、投資は余裕資金で行うのが鉄則であるため、借金がある状態で行うのはおすすめできません。

よくある質問

ここでは、お金がない状況での対処法や救済方法でよくある疑問について、質問・回答形式で紹介します。

お金を借りる場合の優先順位は?

まずは返済負担の少ない公的貸付(融資)制度から検討し、次に公的手当や給付、住居・生活の関する支援が利用できないか確認しましょう。

それらが利用できない場合は生命保険の契約者貸付や従業員貸付制度について検討し、最後に金融機関や消費者金融からの借入を考えましょう。

サラ金ではお金を借りない方がいい?

サラ金(消費者金融)での借入に対する利息はかなり高いため注意が必要であるものの、返済計画をしっかり建てられているなら、お金を借りても問題はありません。

逆に、返済計画を何も考えずに借りる場合、返済が難しくなり、トラブルに発展する恐れがあるため注意が必要です。

お金で悩まないためにはどうすればいい?

お金を即日で工面できないかを考えると同時に、継続的な収入が生まれる仕組みづくりが大切になります。

お金に困っている場合は、個人間売買やリサイクルショップでの私物の売却について検討しましょう。また、スキルの販売や副業などで継続収入を増やすことも考えてみてください。

お金がなくて助けてほしい場合は借りることを考えよう

今回はお金がなくて助けてほしい方に向けて、お金を借りる方法や借りる際の注意点、即日で現金を用意する方法などについて解説しました。

お金はさまざまな方法で借りられます。また、お金を借りなくてもいいように、即日で私物を売却できる方法や、継続的な収入が生まれる仕組みなどを勉強するといいでしょう。

本記事を参考に、どのようなお金をどのような場所で借りらるかを探して見てください。

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